明治学院共通科目 哲学・論理学

PhiloMGU

科目担当者: 名須川 学

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1.連絡事項

2025年度授業について(2025/02/01)

来年度(2025年度)は,サバティカル休暇のため授業を担当しません。私の授業を履修しようと思っていた方は申し訳ありません。

何か連絡・相談等がございましたら,下の問合せフォームをご利用ください。

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2.科目解説

本学は,それぞれの学部・学科の「専門教育」に加え,「教養教育」をも充実させるべく,「明治学院共通科目」を開設しています。「明治学院共通科目」は,大別して,「外国語領域」「諸領域」とに分けられますが,「哲学」「論理学」科目は,言うまでもなく,この後者に属します。

詳細な解説は『ガイドブック』等に任せるとして,ここでは,現在開講されている「哲学」・「論理学」科目の意義を大まかに説明したいと思います。

「哲学」について

受講者の感想文(リアクションペーパー)に目を通してみると,最初の頃は,とりわけ「哲学」という言葉に,何か「堅苦しさ」,「知識量の多さ」,「日常とはかけ離れたもの」というイメージを抱く,といったものが多いようです。それでありながら,学期末に授業全体を振り返って頂くと,その大半は,「考え直してみると,日常生活と密接に結びついている」,「受講しなければここまで自分の思考に幅と深まりがつくことはなかっただろう」,「生きることの糧になった」という感想に変っていきます。

また,主として教職課程のために3・4年次生に向けて開講される「哲学(専)」では,その受講生は卒業予定者が大半を占めますが,「大学4年間のうちにこれだけ人生にとって本質的なことを考えたことはなかった」,「社会人としての生活を始めようとしているこの時期になって最も重要なことを学んだ」,「大学に来てから初めて大学生らしい授業を受けることができた」という感想が多く見受けられます。

このように,「哲学」に対して受講生が抱いている感想に目を通す限り,共通して,受講前は「自分とは直接的には関係のない科目」であると考えていたにもかかわらず,受講後になると「自分にとっても最も身近で重要なもの」となっている傾向が顕著であるということは明らかです。これは,多くの受講生が,自らが何らかの資格を取得する上で直接的に関係する「専門教育」とは異なった意義を,それぞれの立場から見出しているということを示唆します。

「論理学」について

多くの受講者は,受講前は,この科目名にある「論理」という言葉を見て,「既に知っている敢えて今更言うべくもないもの」であると思っている傾向にあります。それは,例えば,「もっと論理的に説明しなければならない」とか,「彼は論理的な人だ」とかという表現の中で「論理」という言葉を使っているからです。

それでは,「論理」とは一体何を指して言うのでしょうか?

このように改めて問い直してみると,普段からこのことを問い,それに対する答えを求め,その用意をしているのでもない限り,誰しもが言葉に詰まると思います。

そのような状態のまま,例えば,誰かに対して「君の言っていることは論理的ではない」と批判することは,批判する側が相手の何を批判しているのかも理解していないということであり,単なる誹謗中傷の類になってしまいます。

このように我々が「論理」という言葉によって表しているものそれ自体を自覚的に主題化し,その仕組みと限界とを見極めようとする学問分野こそ「論理学」なのです。

ありとあらゆる学問領域は,ある対象に対する「正しい知識」を得ようとする限り,必然的に「論理」に対する自覚的反省的な態度に立たなければなりません。従って,「論理学」は,如何なる「専門分野」であれ,その基礎になっていると考えられるのです。

教養教育における「哲学」・「論理学」について

以上,「哲学」「論理学」とについて,ごくごく簡単な導入を致しました。これを見るだけでも,「哲学」・「論理学」が「教養教育」の中心的領域であるということが見て取れると思います。

しかし,それを具体的に「学ぶ」立場からするならば,「何を」「何処から」勉強すればいいのかがわからず,そのことが不安として残ると思います。これについては,開講されている授業を実際に受講していく中で解消されることでしょう。

「哲学」も「論理学」も,論じ方によって,かなり印象が異なってきますし,その結果として,考え方の観点も多種多様となってきます。そのために,本学の明治学院共通科目における「哲学」・「論理学」では,大学生という,ある意味で最後の人格形成の時期に,ある一つの特殊な思想的傾向性にのみ固執して他を排斥するような偏ったものの考え方をする習慣をつけないようにするためにも,なるべく様々なタイプの授業を開設するように配慮し,その中で受講生個々人が自由に自らの思索を深めていけるように工夫しています。

従って,受講生の側も,唯一つの授業における考え方を鵜呑みにしてそれを妄信していくという習慣的な態度を常に反省しながら,なるべく多くの異なったタイプの授業を受け,むしろ,それらで得た知識や方法を自ら確認しながら,積極的に利用することを心がけて頂きたいと思います。

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3.科目名等について

以下,各科目の担当教員一覧を示します。

2018年度生から新カリキュラムによる授業プログラムが提供されているため,同一の授業に新カリキュラムと旧カリキュラムそれぞれの科目名が付けられています。履修登録をする際には気をつけて下さい。

「哲学(専)」(白金校地にて開講)については,ここでは一覧を提示しておりません。担当者は,根田・土井です。「シラバス」等で確認してください。

「哲学」の担当者一覧

新科目名 / 旧科目名開講学期担当教員
哲学史1 / 哲学1春学期小林・高木・名須川
哲学史2 / 哲学2秋学期
哲学各論1 / 哲学3春学期阿部・大貫・高木・名須川
哲学各論2 / 哲学4秋学期
科学思想1 / 哲学5春学期大貫・名須川・長谷川・奥村
科学思想2 / 哲学6秋学期

「論理学」の担当者一覧

新科目名 / 旧科目名開講学期担当教員
論理学概論1 / 論理学1春学期土井・名須川
論理学概論2 / 論理学2秋学期
伝統論理学1 / 論理学3春学期阿部・小林
伝統論理学2 / 論理学4秋学期
現代論理学1 / 論理学5春学期奥村・名須川・長谷川
現代論理学2 / 論理学6秋学期

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4.問合せ

  • 授業内容に関する個別的な質問は,各回「オンラインレポート」を提出後に「個別指導」ツール上でお願い致します。
  • メールでの連絡・相談が必要な場合(例えば,体不調による欠席の申請など)には,初回のみ,下の【問合せ用フォーム】をご利用ください。以後は返信されたメールアドレスをお使い下さい。
  • 特に,授業に関する内容について問合せする場合には,「学部・学科」・「学年」・「学籍番号」・「科目名」を明記して下さい。
  • 尚,このフォーム自体は,manabaのコースコンテンツ「第1回授業(初回ガイダンス)資料」からもリンクされています。

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