戸車

PRIVATÆ

不具合

数ヶ月前から,キッチンとバスルームを隔てる引き戸が開閉の際に引っかかるようになり,また全部閉じようとしても,勝手に動いて10センチほど開いてしまうようになってしまった。

そこで,マンション管理組合が委託契約している管理会社を通じて,株式会社 CoLife(コーライフ)という業者を紹介してもらった。

こうして,今日の夕方近く技術者の方が下見に来ることとなった。

そして,戸車の締め付けで何とかなるのではないかということで調整して下さったのだが,たしかに,それで一旦は動きがよくなり,今回はこれで終了ということになった。

再発

ところが,夜になってまた動きが悪くなり,今度は余計に力を入れないと開かなくなってしまった。今日の調整の際には,その行程を一部始終見届け,また,詳細についてはその都度説明を受けていたのだが,特にこうした症状の原因らしき原因は見当たらなかった。

今回,戸車の調整だけで何とかしようとしたのは,先ずは,部品を取り寄せようにも,生産してから20年ほど経っているわけだから,もう在庫がなくなっていてもおかしくないからである。そうすると,戸を丸ごと交換し,場合によっては枠に加工を施す必要も出てくるだろう。

とにかく,症状が再現されたことを早めに伝え,年明けにまた来て頂き,どう対処するか検討してもらわないといけない……

ネジ

年が明けた1月10日,午前中に再び同じ技術者の方が確認に来られた。

戸車の不具合ではあるのだが,パーツそのものに問題があるわけではなく,それを固定するビスの止まりが弱く,それで再び外れてしまったことによるらしい。

ちなみに,これが引き戸の手前側の戸車である。

ひび割れがあるものの,あくまでプラスチックの自然劣化によるものであり,そもそも戸車の動作そのものには全く影響はない。(こういう部分というは,劣化することが前提で作られているため,多少の変形があっても問題はないのである。)

ところが,奥の戸車は状況が異なっている。

これも,プラスチックが自然劣化のために欠けてしまっているが,その事自体は動作に影響を与えない。

問題は,この画像がはっきり示すように,この戸車の部品そのものが少し飛び出していることにある。このため,戸車が正常な位置から後方にズレ,しかも開閉の際に不安定になってレールの左右を擦ってストッパー代わりになっていたのである。

これは,この図の上では左にあるネジが何らかの拍子に効かなくなってしまった — 所謂「バカになってしまった」 — ことに原因がある。そこで技術者の方は,寸法を測った上で,少し長めのネジに交換し,締め直してくれた。

こうして戸車は正常な位置に固定されるに至り,全く何事もなかったかのようにスムーズに動くようになった。

わかってしまえば,単純な不具合だった。

請求

ちなみに,このネジ一本を出張して交換しただけ・・・・・・・・・・・・・・・の工事費用は,\(\bf Y\llap{=}29,700\)- だった。

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