ヨーロッパの伝統的秩序思想である「ハルモニア」に関係する内容。神学,形而上学,数理思想,音楽思想などについて。
Solo pour la flûte traversière, BWV 1013
Allemande このところクヴァンツの〈メヌエット ホ短調〉を使って基礎訓練をしてきたが,少し技術的に向上してきたところで,更に,基礎的な発音訓練をする必要性を感じ始めた。 そこで,再びバッハの〈無伴奏フルートの為のパルティータ〉BWV 1013 のアルマンドに取り組むことに
人間構造に関するラテン語と近代語の対応関係
旧サイト内のコンテンツ “Descartes” に掲載した「精神」に関する語法の一覧。 近代以前Descartes近代以降 lingua Latinalingua LatinafrançaisfrançaisEnglish日本語 spiritus (単数形)(但し、神学上の概念)
二元論への懐疑
高校生クイズ ずっと続いているメールサーバのトラブルで,この一ヶ月の間メールのやりとりがスムーズにいっていなかった。 久しぶりにメールの整理をしていたら,4月中旬に高校生クイズの担当者から,デカルト哲学についての問い合わせが来ていたらしい。だが,メールサーバ一の件で確認もできず,
Clair du lune
ラシーヌ讃歌 フォーレ (Gabriel Urbain Fauré, 1845-1924) に〈ラシーヌ讃歌 Cantique de Jean Racine〉 Op.11 という合唱曲がある。19歳のときの作品だ。 John Rutter, The Cambridge Singe
Non-Aliud
無伴奏 注文していたバッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》 (BWV1001-1006) の CD が届いた。川原千真さんが演奏したものだ。 この演奏で使用しているヴァイオリンは,ジェノヴァの農家の納屋で10年ほど前に発見されたもので,18世紀後半の北イタリアで
Les Voix Humaines
声の如くに 西洋音楽の伝統は,「器楽」を排除するところから始まった。そして,ボエティウス (Anicius Manlius Severinus Boethius, c.480-524AD)による「音楽の3区分」 --- 宇宙の音楽,人間の音楽,機関の音楽 --- は,この考えに対
Für Elise
バッハ父子 不思議なことなのであるが,バロック時代を代表する「無伴奏フルート」のための作品は,テレマンの《12のファンタジー》を除けば,バッハ父子の2曲(BWV 1013, H.562/Wq.132)のみである。 しかも,バッハ父子は,それぞれ唯1曲のみを残しながら,それらは殆ど
容疑者Xの献身
映画 気分転換に,久しぶりに映画でも見に出かけることにした。 TV版『ガリレオ』の続編くらいに考えていたのだが,むしろ変人ガリレオ湯川教授は,天才数学者石神を引き立てるために,脇役に徹しているという感じだった。石神を演じていたのは,昨年末に見た『魍魎の匣』で中禅寺秋彦役だった堤真
Mappa Mundi
歓談も酣たけなわとなった頃,その分野が専門である IM 氏に,数年前に哲学予算でオルテリウス『地球の劇場』という地図帳を入れたことを話し,これがどういうものか知っているか尋ねたところ,IM氏も非常に興味をもっているもので,是非みたいと思っていたのだという。 私は17世紀の問題を捉
ルネサンス思想
謄写(コピー) 講義が終わった後,非常勤で来ておられる YO 先生,MS 先生と喫茶をすることになっていた。 一応,確認のために,昼休み時間に教員ラウンジに行ったところ,YO 先生がおられたので,そこで昼食をとりながら少し話をし,3時限の講義終了後にに落ち合うことを再度確認して研