Flauto

古楽器 “Flauto traverso” に関連する内容。特に,演奏技術に関するものが多い。

MUSICA

Für Elise

バッハ父子不思議なことなのであるが,バロック時代を代表する「無伴奏フルート」のための作品は,テレマンの《12のファンタジー》を除けば,バッハ父子の2曲(BWV 1013, H.562/Wq.132)のみである。しかも,バッハ父子は,それぞれ唯1曲のみを残しながら,それらは殆ど「フ
MUSICA

Solo pour la flûte traversière, BWV 1013

Allemandeこのところクヴァンツの〈メヌエット ホ短調〉を使って基礎訓練をしてきたが,少し技術的に向上してきたところで,更に,基礎的な発音訓練をする必要性を感じ始めた。そこで,再びバッハの〈無伴奏フルートの為のパルティータ〉BWV 1013 のアルマンドに取り組むことにした
MUSICA

Minuetto e-Moll

このところ,Sarabande で発音の訓練をしてきたが,やはりあと少しタンギングの悪い癖を矯正した方がよいだろう。発音に集中するために,これまた有名な〈メヌエット ホ短調〉 を浚うことにした。先日の Sarabande 同様,“Fantasies and Preludes, G
MUSICA

Sarabande und Doubles für Flöte G-Dur

先週から,クヴァンツの有名な〈サラバンド ト長調〉を浚い始めた。IMSLP では,これが収められている曲集は “Fantasies and Preludes, Giedde I.45” と付けられているのだが,どうも確定的な呼称はないらしく,“8 Capricier” と呼ばれて
MUSICA

Capricio VIII, QV. 3:1.21

クヴァンツのカプリッチオを一通り浚さらっているのだが,この B-Dur が最後の曲だ。B, C, Es, F の音色がこの調の性格エートスを決めてしまうので,このけたたましいスピードの中でも,それらの性格が浮き出るように訓練しなければならない。 横笛は,只でさえ体調が優れないとき
MUSICA

訃報

不思議な体験をしたいつもと同じ重い身体を昼過ぎに起こし,何をするでもなく,また夕方の散歩をした。いつもの散歩コースの途中に,一件だけ,海を見ることができる小さなカフェがある。本当に不思議なのだが,国道と海の間を砂防林が遮っているため,散歩コースにあるカフェは2階席であったとしても
MUSICA

mon compagnon de misère

初披露私が持っているフラウト・トラヴェルソ。(双方とも A≒415Hz)Stanesby juniorこのうち、下の白いものはプラスチック(ABS 樹脂)製で、アウロス社の樹脂製ステインズビージュニアAF-3である。プラスチック製とはいいながら、結構な重さがある。ステインズビーの
MUSICA

笛のこと

先生私がトラヴェルソ (flauto traverso) と出会ったのは,田中潤一先生の音だった。それまではずっとリコーダー (Blockflöte) ばかりを吹いていて,バロック音楽を聴いてもフルートには余り心が惹かれなかった。むしろ「出来の悪い楽器」という印象しかもたなかった