先月から楽天ペイを試用しているのだが，楽天の電子マネーには幾つか種類があるため，それぞれ半端な金額が残ってしまった。
一般に電子マネーは，残った端数を使い切ることができない。例えばnanacoカードでは，レジでカードで精算して，残額を越えた分については，あくまでも現金で支払う形となる。その結果，矢鱈無駄な小銭が残ることになる。電子マネーのメリットが全くない。
ところが，楽天の電子マネーの場合には，それらを纏めて使い切ることができる。
先ず，先日楽天カードが不具合を起こしてATMで使うことができなかったために交換したのだが，旧カードのEdyの残高を新カードに移すところから始まった。実は，楽天Edyアプリ上で，カードからカードへ電子マネーの情報を移すことができる。アプリにそのオプションがある。
次に，このEdyカードの情報を“おサイフケータイ”へ移行する。即ち，楽天Edyアプリの残額に，Edyカードの情報を統合することができる。やはり，アプリにそのオプションがある。
ここで，楽天Edy自体も余り使わないことがわかっているので，楽天ペイアプリ上で，Edyアプリの情報を“楽天キャッシュ”に移行する。
これを“R Pay”上で，支払い元をクレジットカードにした上で，「すべてのポイント/キャッシュを使う」の設定値を「全て使う」・「キャッシュ優先」にして残額を超える購入をすると，残額を使い切った上で，差額がクレジット引き落としになる。
実に合理的で，利用者目線に立った設計になっているということを実感できる。