2024年度秋学期 業務記録

MGU

2024/09/10(火)

変更

7月下旬以来,授業用サイトを設置している教育用サーバー http://www1.meijigakuin.ac.jp が使用できない状態になっており,かつ,情報センターに問い合せても無視を決め込んでいるため,新しいサーバーに移動することにした。

ところが,シラバスには関連リンクとして授業用サイトを記載していたため,履修希望者らが混乱する恐れがある。そこで,早速,教務課へ連絡し,シラバスの修正が可能かどうかを尋ねてみたところ,修正箇所をメールで伝えれば,それに基づいて修正することは可能だとのことだった。

こういう修正に関する遣り取りには気を遣う。こちらから誤った指示を出すと,また余計な遣り取りが増え,更に修正手続きで混乱する可能性が生じるからだ。ただ,今現在のところ,教務課の担当者の方々が優秀で協力的であるために助かっている。

2024/09/11(水)

コンテンツ

やっとのこと,来週分の初回ガイダンスに関するコンテンツをLMS(manaba)にアップした。大慌てで準備した上,教育用サーバーの面倒なアクセス手順のせいで,思わぬところでケアレスミスがあるかもしれない。

と言っている傍から,ダウンロードを指示したファイルのアクセス制限に関して手違いがあり,火急的に修正を施した。また明日の朝見直しが必要だろう。

2024/09/12(木)

一通り

午前中,取り敢えず一通り全科目についてコンテンツをアップした。

今学期は曜日で一週間開始がズレるので,コンテンツを公開するときの日時設定を間違えると大変なことになる。特に初回授業のコンテンツは,履修登録に直接関わる内容であるので,こちらの指示にミスがあると,学生側に不利益が生じることになるからだ。

今現在仮登録している履修者は,まだアクセスしていない状況なので,今日のうちに何度もアップした内容を十二分に確認しておかなければならない。

2024/09/17(火)

教育放棄

先週,LMSに履修登録に関わるコンテンツをアップし,リマインダで通知をしておいたにも関わらず,アクセス記録を見てみると,未だに一度もアクセスをしていない学生が大勢を占める。勿論,それらの指示を無視し,履修登録可否判定のためのレポートを提出しなければ,登録は不可になり,仮登録は解除されることになる。

今のところ,春学期に履修し単位を取得した既修者の何名かに対し,正式に履修登録を許可している状態になっている。この段階でアクセスすらしない学生は,春学期にうちに正常な学修行動を身に付けることができなかったわけであるが,要は,その学生らを担当した教員らが教育を怠っただけのことだろう。

設定確認

木曜授業は来週が初回授業になるが,そのためLMS上のコンテンツが0時に公開されるよう設定してあったので,夜中に一旦起きて,その確認を行った。

コンテンツとリマインダは問題がなかったのだが,提出することになっているレポート課題のフォームが公開可に設定されておらず,大急ぎで設定変更を行った。アクセス記録を見たところ,まだ誰もアクセスしていなかったようだった。

とにかく,たかが履修登録とはいえ,学生の側からすれば成績評価に関わる事柄なので,事前に把握して対処することができたのは幸いだ。

2024/09/19(木)

通知

金曜日授業分のレポート提出締切は本日19:00であるが,予想していた通り,LMSへのアクセスすらない履修希望者がかなりある。そのため,午前中に改めて「コースニュース」で告知をした。

障害

授業コンテンツの確認を念入りに行っている最中なのだが,「授業用サイト」の「問合せフォーム」が一時的にアクセス不能となった。ただ,本学の情報センターとは異なり,この障害が発生してから,公式ページに直ぐに障害の状況が告知され,30分ほどで復旧されたようである。

この間にアクセスした履修希望者があると困るので,念の為,「問合せフォーム」のところに,一時的な障害があった旨を通知しておいた。WordPressはこういった場合の書き換えなどが自在にできるので,大変便利だ。

履修可否

結局,金曜日授業分の履修可否は,春学期から入れ替わりはあったものの,人数に変化はなかった。

多くは,LMSのコンテンツへのアクセスもなく,レポート未提出のために履修不可となっている。幾度も通知を出しているのだが,それを全く見ていないわけだ。こういうところが大学のレベルだろう。

2024/09/20(金)

初回

金曜日初回授業。昨日既に履修登録可否の一覧を教務課に送っておいたが,窓口業務開始と共に,不可の学生を履修登録削除したとの連絡メールを下さった。お陰で,どの授業も面倒な説明をすることなく,履修不可となった学生に退室を促すことができた。

結果としては,午前中の授業は春学期とほぼ同じメンバーとなり,午後も入れ替わりはあったものの,新たに加わった履修者は,学修意欲があり説明をきちんと理解できるので(大学生が備える普通の常識をもっているだけのことなのだが),この先も授業内容以外のことでの不安はなさそうだ。

準備(25:00〜26:25)

金曜日開講分に関しては,来週から教科書の内容に入っていくのだが,春学期の内容の復習になるため,特に今学期が初めての受講者に配慮しなければならない。だから,LMSのコンテンツを工夫する必要がある。

春学期既修者にとっては何度も触れた内容であるが,既修者にとっては初めて触れる内容なのだから,その双方にとって,何某なにがしかの利益がなければならないだろう。授業中の解説はまだいいとして,授業レポート課題をどうするかが悩ましい。既修者にとって復習として丁度よい内容になるのがいいのだが……

いずれにせよ,今回はよい受講生に恵まれたようで,こちらに不足があったとしても理解はしてくれそうだ。

2024/09/21(土)

確定

授業では毎回レポート提出して貰い,これから毎週土曜日午前中は添削とコメントの作業で手一杯になるのだが,今回は初回であるために簡単なアンケートのみで,個人ごとに学習方法などの簡単なコメントを返すだけだった。

ただ,履修用件が揃っているにも関わらず,この初回アンケートを提出しない履修希望者があり,LMS上で提出を促したものの,それを閲覧してさえいないようだった。そのままだと履修解除の処置を行うより他なかったのだが,提出時刻までには回答があったのでほっとした。

機械的な手続きではあるのだが,初回授業に出席していながら,その直後に気が変わって第2回授業には履修放棄を決め込むというケースも決して稀ではないので,たかがアンケート・・・・・・・・というわけでもないのだ。とにかくこれで,金曜日分の履修者は確定した。

2024/09/23(月)

チェック

目下,木曜日開講分のチェックを行っているのだが,提出されたものを見ると,テクストの要約をする基礎学力がないものばかりで,「履修不可」を付けるしかない。

この手合いを受け入れると,春学期の悪夢が再現されることになるだろう。すなわち,学力もないのに自分勝手な振る舞いで授業妨害する数名の輩に振り回され,こちらの健康を損ねかねない。ここで厳しく排除するのが賢明である。

これでもし,学部学科のほうから何かクレームが来た場合には,当該学部学科に責任を負ってもらい,そちらのほうで直接個々の学生に対し「予習・復習のチェック,及び,レポート課題の添削コメント」の全てを行ってもらうことにする。どうせ,これが「過重労働」であるということが想像することもできない連中だろう。

そもそも,学部学科のほうで「予習・復習のチェック,及び,レポート課題の添削コメント」等々の教育を怠っているから,こういう碌でもない連中が跋扈できるわけなのだが……

2024/09/24(火)

未読

初回授業の注意をLMSにアップしているのだが,リマインダが通知されているはずであるにも拘らず,履修登録者の半数以上が未読のままである。

こういう学修習慣が身に付いていない人たちは,毎回の授業連絡などを無視し,こちらの業務負担がとんでもなく増えることになる上,全く学修効果も期待できないため,履修登録の段階で排除するしかない。

明日,再度LMSに警告を通知することにしよう。

2024/09/25(水)

履修可否(17:00〜22:00)

明日が木曜日初回授業であるため,LMSのチェックをずっと行っているのだが,レポートの提出はあるものの,シラバスもLMSの諸注意も読まず,レポート提出の諸注意も無視してただ送信してくる者がある。当然,その場で不可を付けざるを得ない。とても大学生の学修能力があるとは思えないレベルである。

19:00が締め切りだったのだが,結局,春先に20名ほどが登録していたクラスも,一桁になった。大方はレポート未提出のためだが,LMSで指示した内容を無視するなど,学修行動に問題があるためである。

早速,一覧を教務課に送付した。これで,明日朝にはLMSに反映され,それ以降は授業に集中できるだろう。

2024/09/26(木)

初回

木曜日初回授業。昨日教務課へ送付したデータが午前の段階で反映されておらず,履修不可の学生を排除できないままに授業を開始せざるを得なかった。但し,実際には,履修不可でありながら教室に来ていた学生は一名だけだったので,説明して退室してもらうことができた。結果としては,予定していた全員と顔合わせでき,無事にガイダンスを終えることができた。

フォーム

とはいえ,実は,昨日からのドタバタで,初回ガイダンスのときには入力可能にしておくべきアンケートのフォームを準備するのをすっかりと失念していて,その場でそのことを履修者らの前で説明して,授業後に入力可能な状態にするということを伝えた。そして,研究室に戻ってから,ノートPC上で大慌てでフォームを準備することになった。疲れていて頭が回らなかった。

電話

お昼休憩の際,教務課に電話を入れたところ,担当者が窓口対応のため折返し電話をするとのことだった。いつもこの休憩時間の後半は,午後の授業に備えて15分ほどの仮眠をとるのだが,この電話待機のために殆ど眠ることができなかった。

とはいえ,午後の授業が開始する前には担当者から折返しの電話があり,いろいろ立て込んでいるためにLMSへのデータ反映が遅れているとのことで,これから直ぐに作業に取り掛かるので,午後の授業には間に合うはずだとの回答を得た。

実際,授業開始直前に再度確認したところ,LMS上のデータが正常に書き換えられていた。お陰で,午後の授業はスムースに進めることができ,有り難かった。

受講生

有り難いといえば,今学期履修許可を与えることとなった受講生の全員が,きちんと受け答えができ,それぞれ自分の目的をもって授業に臨んでいるために,この先も,授業内容以外のことで煩わされることはないだろうと思う。

既に受け取っているアンケート内容によると,学科科目のレポート数と内容がかなり負担となっている受講生もいるようであり,私の授業のレポートの提出も困難になりそうだということだった。こちらの授業で扱っているテクストは,それこそ哲学的推論を扱うものなので,余裕をもって思考する時間が必要であるわけだから,その時間がとれるように,提出期日を配慮するべきだろう。

それについては,次回の授業中に受講生全員の希望を聞きながら,変更する予定である。

2024/09/27(金)

第2回

今日の授業は,秋学期から受講する学生のために,春学期範囲の概要を説明した。春学期を受講している学生からすれば,復習ということになるだろうが,それでもある程度は飽きないように工夫する必要がある。

ただ,新しい受講生はみな理解度が高く,全く無反応というわけではないので,助かっている。

レポート

春学期の復習であるために,既に提出を終えた履修者がある。内容も的確に纏まっている。

昨日が初回であったクラスは簡単なアンケート回答であるが,それぞれに事情があり,スケジュール的に提出期限に課題を間に合わせるのがなかなか厳しそうである。

特に『省察』の授業では,形而上学的推論を追って筋道を纏めなければならないので,熟考する時間もそれだけ必要になってくるはずである。受講者全員と相談して,期日を後ろのほうに変更しようと思っているところだ。

2024/09/28(土)

準備

まだ授業が開始されて間もないので,今のところレポート回収も問題はない。次回授業のコンテンツをLMSにアップして,指示を行った。

原則的に昨年度のものを流用すればよいのだが,進度に変更を加える必要がある授業もあるので,少し手間がかかる……

2024/10/03(木)

第2回

天候と疲労とが要因となって,余り体調はよくなかったのだが,今日予定していた内容は無事に終えることができた。

3時限目の論理学概論は,受講生に意欲を感じないので,今後の進度が若干心配だ。今学期の履修中止制度について,教務課に確認しておく必要があるかもしれない。

温湿度管理

一日気温が低い割に湿度が高く,教室の温湿度管理も難しい時期だ。一応,今日のところは,特にコントローラーで設定を変えずに,窓の開き具合で調整を行った。

私は若干寒く感じるのだが,受講者に訊いてみると,寒くはないという。しかし,季節的に次回からは,コントローラーを教務に取りに行く必要があるだろう。

2024/10/04(金)

第3回

金曜日の授業は,午前も午後もやり易い。圧倒的に受講者が熱心だからだ。内容も高度なものになりつつあるのだが,それでも,本質的な質問が出てくる。

レポート

昨日のものも提出が進み,それだけ添削・コメント作業が前倒しにできるのだが,まだ未提出の分は,明日の締め切り時間までに間に合うのかどうか心配だ。

今日は一人,再提出の指示を出したのだが,夜になっても閲覧がないようだ。万一このまま再提出の指示を無視した場合,無断欠席扱いにすることになっている。その場合でも,念のために,こちらから連絡をするのではあるが……

2024/10/05(土)

レポート回収(9:00〜19:00)

今回のレポート提出は全体的にルーズで,遅延提出の相談が多い。完全に無視して未提出というわけでもないことはよいのだが,昨日出した再提出指示に対しては,未だにその指示を読んでいない様子であるため,改めて個別指導から連絡を入れた。

受講者それぞれの事情もあり,遅延提出を認めざるをえないのだが,その分だけ,こちらは定時的にチェックをせねばならなくなり,土日が潰れることになる。

授業準備

次回授業のコンテンツはLMSに準備してあるのだが,授業毎にレポート回収の状況に応じて公開設定に切り替えなければならない。

例えば,今週分のレポートの遅延提出をする受講者がいる場合,その提出前に次のレポート課題を公開すると,本人が今週分を提出したどうか混乱する可能性すらある。実際に,過去数年間においては,そうしたトラブルが何度か生じた。

結局……

再提出,遅延提出などに対する対応を一日やっていたのだが,結局,指示を無視するケースが発生したので,再度,忠告した上で,明日の夕方を期限としてもう少し待つことにした。

現在本学は36協定を正式に締結していないために,明日業務を行えば,労働基準法違反になる。

2024/10/06(日)

休日労働(19:00〜22:30)

昨晩のレポート再提出指示を無視し,それどころか,LMSにアクセスすらしないうちに期限が過ぎてしまった履修者があり,登録削除をせざるをえなくなった。

うち一人は,そもそも予習段階でコースコンテンツへのアクセスもなく,配布プリントもダウンロードして予め読むことをせず,授業中も寝ているため,常識的に考えてレポート課題を仕上げることなど不可能だろう。

疲弊している最中であったが,細かく記録を残す作業を行った上で,教務課へメールを送った。意識朦朧としてくる……

労働基準法違反

36協定を正式に締結していないので,この時間外労働は労働基準法違反である。

2024/10/07(月)

履修登録解除

昨日も履修放棄案件に対処するために就寝時間がすっかり遅くなってしまったために,朝から全身倦怠が強い。

教務課から,昨日メールで連絡した案件に関して処理をした旨,メールで報告があり,今後同様の案件が生じた場合には履修中止制度の利用によって対応してほしいとのことだった。

丁度,その申請期間について問い合わせようと思っていたところだったのだが,その日付がメール内に記されていたので,その手間が省けた。

回収

木曜4時限のレポート課題締め切りは今日の17:00になっていたのだが,それまでには全て回収することができた。今日回収した分は,非常によく纏まっていた。

2024/10/10(木)

第3回

授業開始前には,教室内の体感温度が丁度よいかどうかを受講生に尋ねるのだが,午前中の授業では少し寒いという声があったので,教務課へコントローラー取りに行った。

すると,いつもの場所にコントローラーが置かれていなかった。訊いてみたところ,教室に設置することになったという。設置されていることに全く気付かなかった。まあ,これで今後は,教室内の状況を確認してから教務課へわざわざ取りに行くという手間が省けるので楽になった。

仮眠

午後の最初の授業は遂に受講者がゼロになってしまったので,仮眠することにした。

このところの無理が影響し,また,昨日は会議が長引いたせいで,今日は朝から何時にもまして倦怠感が強い。午前の授業には影響が出なかったのだが,授業から研究室に戻って座ると,もう身体を動かすのが億劫になる。

食事(いつも駅の売店で購入する)を済ませ歯を磨くと,すぐにソファーに横になって眠りについた。スマホのアラームをかけておくのだが,それでも何度もハッとして目覚め,その度に,授業開始時間を寝過ごしたのではないかと時間を確認する。

熟睡はできなかったものの,連続して授業を行うよりは,大分身体が楽になることは確かだ。

レポート

帰宅してからLMSを確認したところ,既に午前中の受講生がレポートを提出していた。今学期初めて私の授業を履修することになったため,まだ文章の纏め方に慣れていないため,添削が必要だった。

それでも意図していることは明確で,本当に表現方法が不慣れなだけであるため,添削していて特に苦痛は感じなかった。回を重ねれば,それなりのものを書けるようにはなるだろう。

2024/10/11(金)

第4回

昨晩は帰宅した後も授業関係の作業を行っていたため,休むのが遅くなり,睡眠時間が4時間ほどになってしまった。そのまま出校することになったのだが,一日晴れて丁度よい温かさであったためか,思ったより身体は楽だった。勿論,授業前には10〜15分ほどの仮眠をとらなければならなかったが。

教室の室温調整が難しく,建物自体は冷えているので弱暖房をかけるより他ないのだが,窓を開けて自然換気をしつつ寒くならないようにしても,若干高めになってしまう。そうすると受講生の中には眠気を催す人が出てくるので,ちょっと気の毒だ。

それでも,午前・午後とも,熱心な受講生だけなので,予定していた内容を終えることができた。ただ,午後の論理学は,補足的な内容を若干話し過ぎたために,次回,内容を補ってから,次の予定範囲に入っていく必要がある。

レポート

秋学期になって内容が少し高度になったためなのか,提出はまだそれほど多くはない。今日は一人の提出があった。明日の午前中に集中するだろうから,気合を入れて添削・コメントの作業をしなければならなくなりそうだ。

2024/10/12(土)

回収

今日が締め切りだったレポートについては,一人を除き回収できた。

その一人は,テクストをただ書き写して貼り付けただけだったので,再提出の指示を出したのだが,時間までに提出がなかった。アクセスログを見てみても,提出後に指示を確認した形跡が見られない。

その場合,無断欠席扱いになり履修放棄と見做すので,このまま期末評価不能となる。ただし,履修中止制度があるので,その申請を薦めておいた。どうするかは本人の意思次第だ。

授業準備

このところ就寝時間が遅くなり,今日も朝から朦朧とすることがあったのだが,レポート回収と授業コンテンツ作成の作業があるので,それらが終わるまでは休むことができない。

ただ,次回授業の内容は,どの授業も説明すべき内容が割と単純なので,授業コンテンツの作成については,それほど手間がかからなかった。

ストレス

やはり最大のストレスは,レポートの添削だ。内容の理解が曖昧なもの,要約文の書き方がわかっていないもの,そして,再提出の指示に従わないもの,いろいろあるのだが,何より指示を無視した放置するというのが最大のストレス源だ。

2024/10/14(月)

レポート

レポートの締め切りが今日の夕方になっている授業があったのだが,遅延提出の申し出があったので,事情を汲んで認めることにした。ただ,それを受けたのは,外出して昼食を摂っていたときで,スマホの画面をチェックして,その場で返信しなければならなかった。

提出されたものについても,添削に時間がかかった。それでも,きちんとした文章になっているだけでも,まだましな方だ。

履修放棄

土曜日に再提出指示を出したにも拘らず,そのまま放置された分に関しては,今日の夕方になってから連絡があった。シラバスやガイダンスで前もって説明しておいたことであるし,何よりも,救済措置のための指示にすら目を通さずに丸2日も経っているわけだから,さすがに本人も非を認め,履修中止制度を利用するとのことだった。

2024/10/15(火)

回収(20:30〜21:30)

先週分の最後のレポートを夜になってやっと回収することができ,それから添削・コメントの作業を行った。

しかも,テクストを単に要約する課題であるにも拘らず,テクスト外の余計なことを記述するので,こちらで全面的に改めなければならなくなる。そのただ一つのレポートのために数十分かかった。

2024/10/17(木)

第4回

朝から疲弊していて,どうなることかと思ったのだが,予定範囲をなんとかこなすことができた。まだ春学期範囲の概説をしなければならない段階なので,その内容をコンパクトに纏めるのにテクニックが必要だ。

レポート

既に今日の授業分のレポート提出があり,夜に添削・コメントを返した。

2024/10/18(金)

第5回

昨日同様,朝から疲弊していたのだが,無事に予定範囲を終えることができた。特に,午後の論理学の説明が上手くいくかどうか心配だったのだが,受講生の理解力が高く,適宜反応してくれるので非常に進め易かった。

また,午前・午後共に,受講生側から積極的に質問が出て,しかも本質的な内容であった。その上,こちらからの説明 — というより,それに答えることの難しさ — を理解してくれたようだ。

レポート

昨日の午前中の授業のレポートは,夜までに全て回収が終わった。どれも一定程度の理解度を示していたので,安心した。

2024/10/19(土)

回収

今日の回収分は,また一名が遅延提出の申し出をしてきた。夕方には回収できたので一安心だ。先々週の内容について質問を受けたのだが,たしかにわかりにくい箇所かもしれない。取り急ぎ回答はしておいたが,夜になっても本人の閲覧はないようだ。

2024/10/21(月)

回収

今日締切りのレポートが締切り時刻間際に提出されていたのだが,目を通したところ,殆ど要約になっていなかったので,添削に30分ほど時間がとられた。

テクストを「要約」せよと指定しているにも拘らず,何故「解説」しようとするのだろうか? しかも,全体の文字数が決められているのだから,肝心なことを十分に書くことができないのはわかりきっていることではないのだろうか?

毎回この調子だと,添削するほうも辛いものがある。もう添削ではなく,殆どこちらが課題を作成させられているようなものだから。次回からは書き直しを命じるしかないだろう。

2024/10/24(木)

第5回

朝から酷く体調が悪く,一日頭重が続き,起き上がっているのが精一杯だった。そんな中,なんとか予定範囲を終えた。

特に4時限は春学期の振り返りとして,今学期初めて受講する学生に対して,デカルト「第3省察」の概要を一挙に説明しなければならず,更に,論証の課題レポートを書かせなければならなかったので,説明が上手くいくかどうかが心配だった。結局,体力的には一杯一杯で,集中力が途切れないようにするのに必死だったが……

レポート

既に午前中の授業のレポート提出が一件あったのだが,テクストに記された論証の要約になっておらず,それとは無関係な事柄が書かれていたので,再提出の指示を出した。

2024/10/25(金)

第6回

昨日に比べれば体調は少しだけ回復していた。また,気温も少し下がり湿度も落ち着いていたので,教室のエアコンは温度を下げて暖房にするだけで丁度よかった。お陰で,昨日よりも落ち着いて授業内容に集中して説明することができた。

また,授業中にも,それとなく本質的な質問があり,それなりに充実していたのが救いだ。

レポート

昨日再提出を指示したレポートの提出があったのだが,昨日よりはマシではあるものの,まだテクストを正確に要約するには至っていない。辛うじて添削できる状態だったので,大幅にしゅを入れた。そして,テクストの論証過程を歪曲してはならないことをコメントしておいた。

次回も同じようなことが繰り返されるようだったら,再々提出をさせるしかないだろう。こちらで添削した内容を復習の際に読み直し,改善しようという意思をもっていないわけであるから。

補足説明

昨日の『省察』の授業は,「第3省察」における「物体の証明」を一挙に概説したのだが,本来予定していた第4〜6省察を理解するための前提として,どうしても第1〜3省察の概要だけでも知っておかなければならないからである。

そうではあれ,「第3省察」の「物体の証明」はテクニカルであり,一つ一つの概念を丁寧に理解していく必要があるのだから,やはり一回の授業でその全体を概説して理解するというのは,かなり難しいだろう。

そこで,オンライン授業を行っていたときに導入したように,「掲示板」に論証のポイントを順にコメントし解説する方法で,全体の補足説明を行うことにした。これによって,昨日の授業内での解説のみを頼りにテクストを自分の力だけで読み纏めるよりも一層容易に,証明の要所を押さえた解説を頼りに論証過程を纏めることができるだろう。

コースニュースに掲示はしたのだが,あとは履修者個々人が,その通知をきちんと把握するかどうかだ。

2024/10/26(土)

回収

今日提出分のレポートは,締切り時刻前に全て回収することができた。ただ,内容として問題があるものがあったが,回答の仕方に関わるものであるので,その点をコメントで注意するに留めておいた。

準備

併せて,次回授業のコンテンツをアップした。

来週は学園祭期間を挟むため,次回授業は再来週ということになる。これに関しては,コースニュースに追記しておいた。

2024/10/27(日)

再提出

明日が期限のレポートが一つ提出されていた。見ると,前回も指摘したことを全く無視していたので,再提出指示を出した。

2024/10/28(月)

回収

今日回収したレポートは,内容が余りよくはなく,更に,先日補足説明した掲示板の内容を確認していなかったようだ。大まかな流れは合っているのだが,きちんと復習しておくように指示した。

履修放棄

昨日再提出を指示したレポートについては,未提出のまま期限が過ぎてしまった。この場合,ガイダンスで説明したように,履修放棄として扱うことになる。

夜になってもアクセスすらない。提出したレポートの添削・コメントを見て,復習することになっているのだが,これまでのレポートのアクセス記録を見ても,その復習を行った学修行動になっていないことは明らかである。

従って,これ以降どんな言い訳をしてきても,情状酌量の余地はない。

2024/10/29(火)

回答

念の為,午前中に「個別指導」ツールで,レポートのコメント欄に記したことを伝えておいたのだが,その後,漸くそれに対するコメントがあった。

レポート再提出の指示等を確認せず放置したことは自分の側の非であり,履修中止制度を利用するとのことだった。本人の意思確認ができて,ほっとしている。

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