室外機の水
一日窓を閉めっぱなしでエアコンを稼働させているのだが,ときどき家全体の空気の入れ替えをするために,数分程度,家中の窓を少し開ける。
午前中は特にバルコニーに直射日光が当たり,かなり焼けるのだが,こうした窓の開放のついでに様子を見たところ,どうもエアコン室外機のどこからか水が漏れ出て,下が水溜りになっていることに気づいた。



排水のためのドレーンは付いているのだが,そこからは全く水が出てきていない。どう見てもおかしい。
今は酷く気温が高いのでまだ心配はなさそうなのだが,気温がある程度落ち着いてくると,ボウフラなどの虫が涌いてくる恐れがある。
構造が目視できるものであれば,自分で直すこともできるだろうが,ホース類はテープで纏められている上に,どこからどのように出てきたものなのかが全くわからないので,専門業者に診てもらうしかないだろう。早速,販売元に連絡を入れた。
問い合わせ
普通は購入先の書類があって,その電話番号にかければいいのだが,どの書類のどの電話番号にかければいいのかがわからない。というのも,この機種は,昨年秋に量販店のネットショップで急遽購入したものなので,書類は工事担当者から手渡されたものしかない。
そこに記された番号に電話をすると,こちらの担当ではないので次の電話番号にかけてほしいと言われた。そこで,その番号にかけてみたところ,「ドレーンが詰まってないかどうか確認しろ」だの「どこから出たものなのか確認しろ」だの言うので,「内部から出てるが,それを開けなければ確認できない」と伝えた。
こちらは最初から「ドレーンから流れずに,どこからか漏れている」と言っているのだが,理解ができないらしい。
とにかく,工事(下見)の手配をするため折返し電話をするということで,一旦待つことにした。ところが,それがなかなかかかって来ない。こちらも,昨日の疲れが出ているので午前中に少し横になりたかったのだが,無理をして起きていた。
1時間ほどしてやっと電話があったのだが,早ければ明日担当者が来れるということだったので,すぐにOKした。夕方には,携帯のSMSに時間指定の連絡があった。
修理
翌日の午後,修理担当者が来て確認したところ,室内機本体も室外機も異常が見られず,少なくとも機械内部からの水漏れではないことがはっきりした。
普通,こうした水滴が発生する場合,室内機側から除湿した冷水が室外のホースを通る際,外気の湿った温かい空気を冷やすことによってその周りに結露が生じることによる。ところが,通常結露が発生するのは室外機のホースと連結した箇所であることが一般的であり,その途中に,しかも水溜りが生じるほど多量の水滴が生じるという症状は,見たことがないという。
そこで,室外に出ているホース類を束ねているテープを全て剥がして,ホースを目視してみたところ,排水ドレーンの途中に傷があったようだ。そこから漏れ出た水が,その後,ホースの外側を伝っていった可能性がある。
他に原因は考えられないので,その傷の箇所から一旦切り,新しい延長ドレーンを継いで元の長さにして,再度,ホース類を束ねる処置を施すことにしたという。今回はそれで様子を見ることにした。
修理担当者が帰った後,1時間ぐらしてから見てみると,この猛暑の影響もあり,殆ど溜まっていた水が乾いていた。
次の写真はその状態を撮ったものである。勿論,工事が終わった後も水を掃いたり拭いたりはせず,そのまま放置しておいて,自然に乾燥するに任せておいた。水漏れが止まったことは一目瞭然である。



その一方,ドレーンのほうは正常に排水されるようになっている。


やはり取付け作業の際に,ドレーンに何らかの衝撃が加わり,そこから漏水が発生した可能性が大である。
とにかく,これで一安心だ。
コメント