研究倫理講習

MGU

大学では数年に一度,「研究倫理教育およびコンプライアンス教育」なるもののe-Learningを受講し,その場で簡単なテストを受験して,「修了証」を提出しなければならないことになっている。

そのテキストの構成が余りに酷く — どうやればこんな支離滅裂な纏め方になるのか人智不可解である — また,テストの設問で要求された内容が,テキストのどの説明の理解を問うているのかが全くわからず,傷病が再発しそうな程にストレスフルである。

それで,受講するのを渋っていたのだが,明日が最終締切日なので仕方なく受講してみたところ,やはり期待を裏切らず,酷いものである。どうやればここまで頭の悪い稚拙な文章を書き散らすことができるのか,全く理解できないほどである。

ちなみに,この教材を作成したのは,2016年4月1日に設立された一般財団法人公正研究推進協会 (APRIN, Association for the Promotion of Research Integrity) なる組織である。

そもそも,この組織は「研究の支援」を謳っているのだが,プレゼンの仕方どころか,教材の作り方の基本すらわかっていないようである。こんなレベルの説明・資料を用意して学会発表や大学授業などやろうものなら,直ちに研究者としての能力を疑われるも已むを得ないだろう。

現に,今回私が受講した各科は,5分程度で読める資料に纏め説明すべき程度の薄い内容を,わざわざ勿体を付けて引き伸ばし,受講者を混乱に誘い込む蒙昧主義に基づくものであると断言できる。

これほど酷い文章を作るバカの顔を一度拝んでみたいものである。

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