SCIENTIA

夕方,近くのショッピングセンターのカフェで休憩していたところ,日が出て明るいにも拘らず,夕立のような雨が降っていた。いわゆる「天気雨」だった。

降雨マップを見ると通り雨のようだった。10分ほどで止んできたので,急いで帰途に付いたのだが,建物を出ると,目の前に虹が現れていた。

その場でスマホのカメラに収めたのだが,周りに建物があって遮られるので,少し離れたところから取り直したものが,次の写真だ。

うっすらと,二重になっているのがわかる。

このように二重になっている虹は「ダブルレインボー」と言い,この写真で言えば,下の色がはっきりしているものを「主虹しゅこう」,上の薄いものを「副虹ふくこう」と呼ぶらしい。

虹は,太陽の光が大気中の水滴が屈曲・反射して生じるが,前者は1回反射し,後者は2回反射して現れたものだということだ。

丁度,日の沈む方角の雲が切れ,反対側に雨雲が流れていったことによって,その条件が整ったのだろう。

いそいで家に戻って,バルコニーからデジカメで撮ろうとしたときには,もう殆ど消えかかっていた。

10月の一日いっぴからこんなものを見ることができて,幸先がよい……のだろうか?

そういえば,大分前にも虹を見たことがあったのだが,19年前だったようだ。

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