ダイヤの乱れ
午前中,低気圧が関東圏を通過したために風雨が強く,交通機関が麻痺していた。しかし,大学の方針では,全学的に休講措置をとる場合の条件が決まっているために,当然,通常授業となる。
勿論,講義担当教員の側で勝手に休講にすることはできるだろうが,自ら出校する上での万策が尽きたというのでもない限り,出校すべきだろう。
万一,1時限目から熱心に聴講しに来ている学生があった場合,その権利を阻害することがあってはならないだろう。
私が駅に着く直前まで,東海道線は運行見合わせをしていたようであるが,改札近くに行ったところ,動き出したのでそのまま行くことにした。酷い混雑だった。
とにかくそのまま戸塚へ行くと,今度は教員用バスに乗りきれないほど教職員が列をなし,臨時便が出たようである。
講義
研究室に着くと,ほとんど1時限目の直前だったが,どうも学生が来ている感じじゃない。しかし,教室まで行ってみないとわからないので,取り敢えず行ってみることにした。
数名の学生が来ていたが,やはりこうもあちこちの交通機関が麻痺していたら,1時限目ということもあって,定刻までに大学まで辿り着けない者もかなりいるだろう。20分ほど待つことにした。
それでも数人にしかならなかったが,既に来ていた学生らに尋ねてみたところ,講義を進めてほしいという要望があったので,そのまま予定箇所を行うことにした。その後,ぱらぱらと遅れてきた学生があったが,それでも皆熱心に聴講していた。後で講義の最後にいつも書いてもらう感想文に目を通すと,殆どが面白かったという感想だった。
内容に関しては,やはり “sum” 及び “sum res cogitans” の導出過程であるので,次回このまま先に進めてしまうのは,正当な理由があって欠席した学生にとっては酷であろう。次回は今回分を要約して説明した後,一気に次回の予定箇所を終えてしまうしかない。技術のいるところだ。
2時限目はほぼ定刻通りに来た学生は1名だったが,授業内容の性格もあって,このままでは先に進めない。次回以降の説明だけして,終えることにした。
行き違い
昨日病院で処方してもらった薬は効いているのだが,喉の腫れが拡散しているようで,鼻にまで来ている。しかも朝の風雨による混雑と寒さの影響もあってダルくなってきた。ダルさは続いているが,薬が効いているようだ。木曜まで様子をみて,変化があるようだったら,金曜日にまた病院に行く必要があるだろう。
途中で遅い昼食を済ませ,そのまま帰宅した。
自宅でメールをチェックしていたところ,2時限目の講義をとっている学生からメールが届き,湘南新宿ラインが止まってしまって,大幅に遅刻をし,その後,私の研究室に尋ねてきたらしいが,丁度そのときに私が事務に用事で出向いていたので,結局,行き違いになってしまったらしい。
こういうときには,最低でも当該時限の時間内は研究室で待機しておくべきであると反省した。
講義内容云々の問題ではなく,講義ができなかったとしても,わざわざ出席したという一事に対して,それに酬いる内容を返すべきだろう。折角大変な思いをして来たのに,可哀想なことをした。
それで後で謝罪のメールをしておいた。しかし,少人数の特殊なクラスの場合には,前もって連絡先を尋いておくことができるから,こういうときには楽である。
旧ウェブ日記2008年5月20日付