SCIENTIA 清水邦彦『お地蔵さんと日本人』(法藏館,2023年) 筑波大学時代の先輩助手(日本文化研究学際カリキュラム)である清水邦彦氏(現・金沢大学国際学類教授)から,書店を通じて新著を献呈頂いた。 ご本人のプライバシーもあるため,ここで余り詳細を記すことはできないのであるが,大病を患われた後でもあり,「後書き」の自分史にも,その中で自らの研 2023/07/03 22:46:03 SCIENTIA
SCIENTIA 人間構造に関するラテン語と近代語の対応関係 旧サイト内のコンテンツ “Descartes” に掲載した「精神」に関する語法の一覧。 近代以前Descartes近代以降 lingua Latinalingua LatinafrançaisfrançaisEnglish日本語 spiritus (単数形)(但し、神学上の概念) 2023/02/18 12:56:01 SCIENTIA
SCIENTIA デカルト文庫 受領式(寄贈式) 日本を代表するデカルト研究者である 所ところ雄章たけふみ 先生(中央大学名誉教授)が,その蔵書の殆ど全てを慶應義塾大学に寄贈された。おそらくは世界でも類稀な『デカルト文庫』となろう。 この日その受領式(寄贈式)が慶應義塾大学で行われ,私もそこに参席させて頂いた。 2022/10/24 18:36:13 SCIENTIA
SCIENTIA 二元論への懐疑 高校生クイズ ずっと続いているメールサーバのトラブルで,この一ヶ月の間メールのやりとりがスムーズにいっていなかった。 久しぶりにメールの整理をしていたら,4月中旬に高校生クイズの担当者から,デカルト哲学についての問い合わせが来ていたらしい。だが,メールサーバ一の件で確認もできず, 2022/11/18 18:40:32 SCIENTIA
SCIENTIA 美学 相談メール 近代美学のことである先生からメールで相談があったのだが,どうすればよいのか考えている。 「美学」というのは西洋の学問的伝統から見ると,比較的新しい分野である。というのも,中世では「美」といった場合(古代においてもプラトン以来),「超越者」に関わる「善美」なるものについ 2022/11/15 16:34:46 SCIENTIA
SCIENTIA 夏目漱石の書簡 調べ物 来年度科目時間割の提出期限が今日だったので,それを提出しにいった。それで時間があったので図書館で調べものをした。 一つは,17世紀オランダで広く読まれたホラティウスの寓意画集であるが,稀覯きこう書であるため,どういう状態であるのかを確認しておきたかった。 この書が重要であ 2022/11/15 16:17:49 SCIENTIA
SCIENTIA Mappa Mundi 歓談も酣たけなわとなった頃,その分野が専門である IM 氏に,数年前に哲学予算でオルテリウス『地球の劇場』という地図帳を入れたことを話し,これがどういうものか知っているか尋ねたところ,IM氏も非常に興味をもっているもので,是非みたいと思っていたのだという。 私は17世紀の問題を捉 2023/05/06 14:02:22 SCIENTIA
SCIENTIA ルネサンス思想 謄写(コピー) 講義が終わった後,非常勤で来ておられる YO 先生,MS 先生と喫茶をすることになっていた。 一応,確認のために,昼休み時間に教員ラウンジに行ったところ,YO 先生がおられたので,そこで昼食をとりながら少し話をし,3時限の講義終了後にに落ち合うことを再度確認して研 2022/11/15 15:19:29 SCIENTIA
SCIENTIA 教父研究会 古典古代 教父研究会に参加した。私は正会員ではないのだが,10月の研究会でメルセンヌについて発表させて頂くことになったので,その事前の打ち合わせも兼ねて,様子を伺いにいったわけだ。 しかし,打ち上げの喫茶での歓談でも思うのだが,同じ近代思想研究の人間に話すよりも,遥はるかに話が通 2022/11/15 0:14:16 SCIENTIA
SCIENTIA 153 魚 『ヨハネ福音書』第21章第11節に,復活したイエスがペテロに「船の右側に網を打てば魚がとれる」と言い,その通りにしたところ153匹の魚がとれたことが記されている。 妙に中途半端でありながら詳しく記されたこの「153」という数字に深い意味を見出そうとする人たちは大昔からあった。 2022/11/04 0:32:27 SCIENTIA