データベースNEW!

MACHINA

WordPressのデータを扱っていたところ,とんでもない事態に陥った。

以前からプラグイン “Broken Link Checker” のエラー報告が届いていたのだが,たまたま今晩,中途半端な時間ができたために,そのエラー修正をさっと終えてしまおうとしたところ,誤って “Trash” というボタンを押してしまった。

これは,そのリンクの掲載された投稿記事そのものを削除してしまう機能なのだが,何故こんな馬鹿な機能ボタンが設置してあるのか全く理解できない。

通常の投稿記事の場合,削除すればそのまま “ゴミ箱” に移動するだけなので,誤って削除したとしても,即座に元に戻すことができる。ところが,今回はプラグイン “Broken Link Checker” 上の機能によって削除したものであるため,投稿機能の “ゴミ箱” には表示されないようなのだ。

しかも,この時に誤って削除した記事は,メニューのLINKS下にある “Bookmarks” のページで,これを最初から書き直すことは不可能に近い。

勿論,このWordPressのデータは,プラグイン “UpdraftPlus” と,WordPressに標準の付属ツール “エクスポート” によって二重にバックアップをとっているのだが,これらはどちらも,WordPressのシステム全体に問題が生じたときに復元するためのものであり,個々の投稿記事を個別的に復元できるわけではない。

従って,この段階では,上記のいずれかのバックアップデータを無理やり復元してやるより他はなかった。しかし,これは最終手段に過ぎない。また,仮にこの方法によってシステム全体の復元を行ったところで,喪失してしまった記事が復活するかどうかの保証はない。

ネット検索してみたところ,やはりこうなってしまうと復元は絶望的らしく,途方に暮れた。

だが,ダメ元でGeminiに可能な手段を訊ねてみたところ,WordPressをインストールしたサーバーそのもののデータベースにphpMyAdminでアクセスし,そこで不具合を起こしている — 即ち,WordPressからは認識されなくなっている — ファイルの値を変更してやると,データの不整合から回復される可能性があることを突き止めた。

データベースを検索してみると,果たして,失われてしまったファイルが残っていることがわかった。そして,適切な値に変更してみると特にエラーは出なかった。そこで再びWordPressを表示させ,当該の記事を開いてみると,見事に復元されていた。

兎にも角にも,下手にバックアップファイルから復元してシステムそのものを再構築しなければならいリスクさえ抱えていた中での作業が無事に終わり,その場で脱力した。

しかし,本当に心臓に悪い。

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