スマホ新機種に移行して一週間が過ぎたが,今日になって初めて,まだ機種変更していなかった金融アプリがあることに気付いた。
機種変更に関しては,どの金融機関のアプリも一癖あるのだが,当該金融アプリは,一旦前の機種でSDカードにデータをダウンロードして,新しい機種でそれを読み込むという手続きをとらなければならない。ところが,既に新機でSDカードを使ってしまっている状態である。
そもそも,Androidの今現在のヴァージョン14では,こうした重要なデータに関しては,殆どSDカードに書き込みの権限を付与できない場合が多い。つまり,SDカードの差し替えを行ったとして,そもそも当該金融アプリのデータのバックアップや復元とは全く無関係な操作でしかない。
仕方がないので,新機のアプリで新たに新規登録を行った。そもそも,口座は既に登録(契約)してあるわけであるのだから,これを「新規登録」と呼ぶこと自体に — 日本語の使用方法としては — 違和感を覚えるのであるが……
こうしたアプリの提供元は,現在のスマホ機能について十分な知識があるのか,また,ユーザーが操作する上でどの段階のどの箇所に躓き易いのかなどについて,十分な検討・検証をしているのかどうか,甚だ疑問である。如何にも「金を貰うための口実としてお仕事をしておきました」程度の意識しか感じられない。
少なくとも教育機関では,相手が理解できるよう十二分に考慮・配慮して臨んだとしても,結果として相手が理解できなかったことに対しては,教える側がその責任をとらなければならないことが屡々である。
散々不親切な案内をしておきながら,後は全てカスタマー側の責任にしておけば給料が貰えるというのは,なかなかお気楽な仕事だなと感じる次第である。