大学のサーバー管理
以前より当サイトに訪問して下さる方々はおわかりかと思うが,サイトのドメインを移すことにした。以前の www.meijigakuin.ac.jp は大学の研究用サーバであったが,現在の harmonia.web.infoseek.co.jp は,商用サーバである。つまり,Infoseek の Web スペースを購入したということだ。
はっきりいって,大学のサーバ管理には辟易した。とにかくこれが大学で提供されているサービスかと思われるほどに,手続きがいい加減で,サーバ仕様が変更されても,その詳細についての報告はなされず,更には,こちから問い合わせた内容に対して,その文意を把握できず,全く関係のない回答が返ってくる。
大学組織とコンピュータの双方に関するド素人に任せているからだ。
有料サーバー
ということで,安定したサービスを提供している有料サーバと年間契約を結んだのである。もちろん無料スペースも提供されてはいるが,その場合,全ての htmlファイルに広告が入り,フレームが使えなくなる。
それで最初は低額である無広告版にしようと思ったのであるが,将来的なことを考えて容量50MBで足りるかどうか悩んだ末,少し高い「isweb ベーシック」にすることにした。
というのは,廉価版にしておいて,万一容量を広げたいと思ったとしても,結局,廉価版を解約した上で,新たに契約し直し,Web スペースを移動しなければならなくなる。つまり,同一の Web スペースを使用し,差額を払えばいいというわけにはいかないというのである。
しかも,ここがこの手の大手のサービスがよく用いるトリックなのであるが,「月々いくら」でという形で月割にした低額料金を提示しておきながら,実際には年間契約させることによって途中で解約したとしても,料金を月割計算では返金しなくともよいことになっているのである。
これには更なるリスクが伴う。例えば,当該のサービスが何らかの都合で提供できなくなった場合にも,その全額は戻ってこない。
メリット
このリスクを考量したとしても,メリットはある。それは Perl, Python, Ruby, PHP 等の CGI が使用でき,FTP 転送も殆ど負荷がかからないからである。
大学のサーバは何かと意味のわからない不要なまでの負荷がかかり,FTP による転送をしている最中に,突然止まり,切断されてしまうということがしばしばある。どうしてこんな馬鹿げた動作をしているのかと思うくらいである。
少なくとも,ドメインをこちらに移してからは,全くそんな意味不明の症状1は生じていない。
旧ウェブ日記2006年1月4日付