昨日とは打って変わって夏日になった。今月一杯で閉店予定のイタリア家庭料理店でランチをとることにした。シェフの娘さんが籍を入れもうじき出産の予定であるということだったので,お祝儀を渡したかったからだ。電話で確認したところ,席は空いているということだった。
昨日の服装よりも少し薄着で出掛けたが,それで丁度よい感じだった。何よりも,まだ本格的な夏の気候ではなく,湿度が余り高くないので快適だった。
そろそろ店仕舞いのために原状回復の作業もしなければならないだろう。それは7月に決まったらしいので,状況によっては6月も店を開いたままにしておくかも知れないということで,詳細が固まってきたら,また連絡をくれるということだった。
傷病で気力体力も落ち,外出することもままならず,また,外食も受け付けない状態にあったとき,唯一,気晴らしのためにたまに足を運んでシェフと何気ない会話をするのが何よりの療養法だった次期がある。年に数回程度利用したに過ぎないが,それでも精神的に落ち着くことのできる場所の一つだった。その意味で感謝している。