白金出校
今週は身体を必要以上に冷やすことがあって,このところの体調不良に追い撃ちをかけたらしい。
水曜日は白金校舎に出たが,いつもよりも寒く,また,本務校地ではなく自らの研究室がないために,用のない時間は不慣れな場所で潰すしかなく,体温を調節するなどということはできなくなる。
そのまま教授会があったが,また暖房も入ってない大会議室の中に長時間座り続けていたために,ただでさえよくなかった体調が悪化し,腹痛が始まり,一向に治まらなかったので,途中で帰宅させて頂いた。
そもそも私は当分学科のことには関係のない立場であることは決まっているのだが,更に,会議の場では,私に直接する共通科目の問題が論じられるわけでもなく,また,それに対する取り計らいなど微塵もないのであるから,居てもしょうがないわけである。
そのしょうがないもののために,健康障害だけは負わされる羽目に陥るのである。
駄弁
とにかく,「国語」が「論理的思考」を高めると思っているほど低俗なのであるから,この様なことを「論理的に」理解できるわけがない。
人間の考えることは全て「論理」であって,それは「言語」をもとうともつまいと関係がない。いわんや「国語」を学んだか学ばないかなど全く関係はない。
ただ,「論理」に「正しい論理」(妥当な推論)と「誤った論理」(非妥当な推論)とがあり,これを教えるのは,「論理学」であって,「国語」ではない。現に,「論理学」は「国語」の範囲にはない。
共通科目の「論理学」を教える専任教員は本学では私一人だけであり,その場にいたにも拘らず,その教科に関係する議論でありながらも,全く無視され続けた。
その余りに愚かな駄弁を聞いているうちに,ただでさえ具合の悪さを我慢していたのだが,その我慢するという気力が失せてしまった。
横浜出校
結果として,あのまま付き合って帰りが遅くなっていたら,翌日の横浜の講義には行ける健康状態であったかどうか知れたものではなかったが。
それで,翌日の横浜出校であるが,階段教室では上が暑く下が寒くなるために,当然,教壇は寒い。それにいつもに比して,暖房の効きが悪かった。
それが終わると,ラウンジで暫く動けなくなった。しきりにお茶を飲んで身体を温めるしかなかった。おそらく12~3杯くらい飲んでいたかもしれない。
病院
帰宅後には大分調子が悪くなっていたので,病院に行くことにした。主治医の診療は毎週土曜日だけなので,このタイミングはよかったかもしれない。
念のために予め尿検査を依頼したが,案の条,白血球が通常よりも若干多かった。市販の薬で抑えられていたということもあるかもしれない。
主治医の言うことによれば,もしかすると昨年夏に症状が緩和されたときに,完治してなかった可能性があるということである。そこで,消化器を整える薬と共に,抗生剤を処方してもらうことにした。
運よく試験期間に入り,白金校地に呼び出されない分だけ安静にしていられることになる。一週間でどれほど回復するかわからないが,様子をみることにした。
旧ウェブ日記2006年1月14日付