またまた白金出校

MGU

行き

あまりにも疲れていたので,目を覚ますと朝の10時くらいだった。

午後1時から白金校舎で学科会議があるので,11時には家を出ないとならない。途中で食事をして,大学に着いてから手続きをしてということを合わせると,最低でも2時間前には出ないとならない計算になる。

書類

昨日の疲労が抜けず,立っているのがやっとだった。

大学に着くと,日帰り出張届けを出そうと人事課に行ったところ,書式がこれまでのものと異なっていたので,何度か聞き返したところ,それが職員用のものだということがわかったので書き直した。

実に手際が悪い。この人たち本当に仕事をしてるんだろうか。

そういえば昨日は昨日で,総務課にサバティカルの報告書を提出しにいったのだが,その報告書の書式についても,トラブルがあった。

通常,その年度末に総務課から書式が送付され,それに対して回答するものなのだが,数日前に学科のほうから連絡があり,「総務課から,まだ提出がないので提出してほしいと連絡があった」と言われたので,こちらから総務課に問い合わせをして,メールで書式の添付ファイルを送ってもらうことにした。

何でも総務課の手違いらしい。それでその際には,「学部決済印を押してもらってほしい」とのことだったのだが,提出の際に聞いてみると,後の処理は課のほうでやるので,必要ないということだった。

これまでも何度も述べてきたことだが,この大学の事務は素人がやっているのだろうか。

それで,その後図書館に行った。今月上旬に図書選出のことで係の方にメールを出したのだが,今の今まで回答がないので,直接話をしようと思ったからである。

「担当のIさん居ますか?」と尋ねたところ「もう辞めましたので,新しい方が担当になりました」という返事だった。その通知が来ていないのである。説明責任を果たすという観念がない猿が運営しているのか,この大学は。

学科会議

それで時間ぎりぎりになって学科の方へやっと到着した。大して混乱する案件もなかった。

ただ,ある学科の講義に仏文科の学生が100名以上も履修登録していて支障を来しているという報告があったが,その学科の方針のほうに問題があるんじゃないだろうか。私は仏文科には制度上所属しているに過ぎないから1,仏文科を擁護する義理は全くないが,客観的に判断してそう思う。

実は私の講義を履修しているある学生が,当の学科の講義を複数履修していて,私の講義のリアクションペーパーに書いてきたことによると,講義の密度を考えると,当の学科の講義一学期分を合わせたとしても,私の講義一コマ分の方がそれよりも上だというのである。

学生らは私におべっかを使っても利益にならないことはよく知っているから,これは私に対する賛辞ということを抜きにしても,当の学科の講義方針に対する学生なりの批判であることは理解できるだろう。

もしもそれが事実であるとすれば,私は当の学科の教員の10倍の給与を頂くべきなのではないだろうか。しかし,私は仮にもそんな要求をすることは考えていない。リベラル・アーツ (Artes liberales) というのは,そうした経済原理に則らないからこそ,「リベラル」と呼ばれるのであるから。

挨拶

その後,来年度着任予定の方が挨拶に来られるということで,ちょっとだけ共同研究室に残っていた。だいぶ身体が重かったのだが,その機会を逃すと,今度は何時お会いできるかわからない。

ご本人が来られると教科の相談をしていたようなので,直接話をすることはできなかったが,何となく人柄などはわかった。食事会をするとのことだったが,私はそこでお暇(いとま)した。

あのままお付き合いしたら,動けなくなって,帰ることができなくなっていただろう。家に戻るとそのまま倒れ込んだ。

さすがに,昨日,午前中に横浜校地で講義をやった後,続けて白金校地に移動して会議に出席し,翌日,また白金校地に出校ということになると,この炎天下である,体力的に限界がある。

週末には本家のほうで法事があるので,それまでの間に体調を整えておく必要がある。とにかくそれまでの間は何もせずにひたすら寝ていよう。


旧ウェブ日記2008年7月16日付

  1. これは私の考えではなく,分属した直後からの学科側の実際的な対応である。
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