作業開始
午前中,デスクトップの3.5インチベイに取り付ける機器が到着した。シルバーストーン社のFS202という製品だ。
それで,朝から大掛かりな作業を行った。
先ず,デスクトップに繋いであるケーブル類を全て外して筐体を開け,ベイのカバーを取り除き,5インチベイに刺さったSATAリムーバブルケースを差し替え,更に,先日外したDVDドライブを差し込んだ。
今は5インチベイも使わなくなってきているので,内部に束ねてあるケーブルがCPUとベイの間の空間を占めて,干渉し合うことになるので,それをギリギリのところで回避しながら,電源とケーブルを接続する必要がある。また,ベイを固定するためのビスは,筐体の表裏双方を開けて締めなければならないから,意外に手間取る。
電源コネクタ
困ったのは「内部用電源コネクタ」である。
大抵,節のように分岐しているのであるが,5インチベイに挿した2つのドライブで取られてしまうために,新たに必要になるのだが,それが全て束ねられている。そのバンドを切ると,様々なケーブルがバラバラになるので,再度それらを束ね直さなければならないだろう。
このところの疲労蓄積で,ちょっとその体力と集中力がもたない。「どうしようか……」と思って,懐中電灯で内部を照らして配線をよく見てみると,今しがた2つのドライブに繋げたものは4連になっていて,実は,あと2つ余っていた。それを繋げればいいだけだった。助かった。
SATAコネクタ
続いて,SATAコネクタだが,このマザーボードには4つある。
そのうち,5インチベイで2つ塞がっているのだが,今回のリムーバルケースでは2つ必要になる。従って,これで丁度4つ全部を使用することになる。
今後,これ以上SATAが必要になることはないので,このままで十分だ。
無事起動
それから,普段使用しているシステムの入ったSSDは,ディスクケースに入れていたので,それを取り出す必要がある。総計8個のビスを外さなければならないので,結構厄介だ。
筐体を閉じ,ケーブル類を取り付け,今さっき外したSSDをリムーバルケースに挿し込み,早速起動させてみた。起動時にハード関係のエラーは出なかった。そして,特にBIOS設定に触ることなく,普通にSSDから起動した。
やはり,これまでのようなHDD用のリムーバルケースに比べ,SSDを直接マザーボードに繋げているようなものなので,若干動きが速いように思う。それに,これまでのリムーバルケースには「ファン」が付いていて,常に雑音がしていたのだが,全くの無音だ。
動作確認
二つ並列して使えるので,試しに,バックアップ用のSSDを差し込み,いつもの様にKnoppixを立ち上げ,クローンコピーしてみた。デバイス名はこれまでと変わらない。
作業時間に関しては,いつもは20分ぐらいなのだが,若干1〜2分ほど速くなったように思う。まあ,同じSATA接続なのだから,それほど大きな差が出るわけではないだろう。
確認のため,バックアップ用のSSDから起動させてみたところ,コピー元のSSDと全く同じ環境で動作した。先ずは一安心。
これまではクローンコピーの際,ディスクケースを抜き差しする必要があったのだが,これでバックアップ用のSSDを直接差し込むだけでよいので,結構な労力が減ることになる。
その後も,特に問題なく動作している。必要なパーツは一通り取り付けることができたので,今後は筐体を開ける作業は必要がなくなる。それだけでも大分楽になる。