Web給与明細書

MGU

メールを探すところから

給与明細書が届かないので,送付が遅れているのかと思っていたのだが,Web明細に切り替わったということを思い出した。

人事課から届いたメールを探したところ,既にURLは大学関係のブックマークに入っていた。クリックしてみたところ,ベーシック認証のウィンドウが出るのだが,ブラウザに記録してあるユーザー名・パスワードを入力しても弾かれてしまう。

昨年のメールを見たところ,マニュアルがパスワード付きのZIPになっているのだが,今度はそのパスワードがわからない。ようやく見つけ出して,やっと内容を確認することができた。ここまでで少なくとも30分は浪費した。

PPAPは廃止されているはずだが?

ちなみに,こうしたパスワード付きの圧縮ファイルをメールで送付し,それとは別に,そのパスワードを記したメールを改めて送付することを“PPAP”というのであるが,セキュリティー上全く意味をなさないものであるため,既に文部科学省は2021年12月1日付でこれを廃止することを発表している。

私も人事課を含めて幾つかの学内部署に,この“PPAP”を使用するのを止めて頂きたいと要望しているのであるが,どうも猿どもには理解不能であるようで,未だに頑なに使い続けている。さすがバカ大学である。

何のIDとパスワードなのか?

それはそれとして,漸く見つけ出したマニュアルを一通り確認してみて,やはり既に当該サイトへのアクセスを行い,初期パスワードの変更手続きまで終えていることを思い出した。そして,変更後のユーザーIDとパスワードは,しっかりとウェブブラウザのパスワード自動入力機能に保存されていた。

ところが,一度キャッシュなどを全て消去した上でブラウザを改めて立ち上げ,ログインしようとしても,自動入力されない。それで,念の為,保存された値をマニュアルで入力しログインしようとすると,やはり弾かれてしまう。

実は,この7月に同様なエラーに苦しんで,そのときには解消したはずなのだが。

それで,マニュアルを何度か読み直してみたところ,記されている初期値は,そもそも「ログイン画面にアクセスするための」ものであり,変更した記憶のあるものは,「そのログイン画面におけるユーザーIDとパスワード」だったということが,やっと飲み込めた。そこまで更に1時間である。

本当に,説明を丁寧にするということがわからない猿どもである。そもそも,ログイン画面そのものにアクセスするのに,何故わざわざ暗号化する必要があるのだろうか? もう猿の考えることは人知不可解である。

つまり,「ログイン画面にアクセスするためのベーシック認証」のためのIDとパスワードについては,パスワード自動入力機能に登録していなかったため — そもそもログインできたのであるから,そこで初期IDおよびパスワードを変更すれば,以後はそれでアクセスできると考えるのが普通だろう — 次に当該URLにアクセスしたときには,自動入力機能が対応できなかったわけである。当たり前の話である。

自動化の設定

ちなみに,「ログイン画面にアクセスするためのベーシック認証」と「ログイン画面」のURLは,全く同一のアドレスで,ユーザーの側からは区別がつかない。

同一のアドレスに対して新たにIDとパスワードを登録すると,上書きされてしまう可能性もある。そこで念の為,記憶されているIDとパスワードをメモに控えた上で,「ログイン画面にアクセスするためのベーシック認証」のIDとパスワードを登録した。すると,無事,別々に記録されたようである。

その上で,改めて一連のログイン手続きを試してみたところ,正常にログインできることが確認できた。

このように,5分で済む作業に2時間が浪費されることになるというのが,このバカ猿大学の魅力の一つである。お陰でまた寝るのが午前2時を過ぎることになった。

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