戸塚校舎へ

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書類

サバティカル中だというのにわざわざ一枚の書類を提出しに大学まで行かねばならないというのは馬鹿げているのだが,代わりにやれる人間がいないのだからしょうがない。

例年のように3月に共通科目の「哲学」・「論理学」・「倫理学」・「古典語」の先生方の懇親会をやる予定なのだが,倫理学のTT先生は在外研究で国内にいないし,古典語関係の専任の方々は,「哲学」・「論理学」・「倫理学」の事情もご存じないため,結局,私がやることになる。

もちろん「交通費」や「通信費」(通知状の印刷代・紙代,その送付に際しての郵送費)などは自腹である。

連絡

更に面倒なのは,自分の担当している科目以外の担当者に連絡をとらないとならないということだ。

大学では,自分の担当している科目の非常勤講師についてさえ,個人情報を開示できないことになっているから,下手をすると連絡がつかない先生も出てくる可能性があるのである。

幸いなことに,以前からお願いしている先生方についてはメールアドレスがわかっていて,また,その様な方々は,変更があればいちいち連絡して下さるし,メールをお使いにならない方々は数名である上,住所はわかっている。

但し,これは私が担当する「哲学」・「論理学」に限っての話であり,「倫理学」・「ラテン語」・「ギリシア語」については,それぞれご担当の先生方でなければ何がどうなっているのか全くわからない。加えて,総務課に参加者名簿一覧を提出しなければならない。

それで,様々な事柄に関する内容確認のために数日が費やされる。こういうことは,通常の学科科目では起こり得ないであろう。それ以前にサバティカル中にも拘らず,半強制的に事務仕事をせざるをえないという体制がおかしいだろう。かといって,この現状を改善することは不可能である。

教養科目の専門部署がないのだから(教養教育センターは「事務手続きのための窓口」に過ぎないので「専門部署」ではない)。

所属長

書類提出にも捻れが生じている。「所属長」の印鑑をもらわねばならないのだが,私の場合,「文学部」に所属しているわけで,そうすると「所属長」は「文学部長」であるはずだ。しかし,「共通科目担当者」としては「教養教育センター」に所属していていると見做され,その場合の「所属長」は「教養教育センター長」となる。

つまり,本来の所属とは異なる部署に足を運んで手続きをせねばならない。そうすると,当然,勝手が異なるということになるので,事前に承諾をとっておかねばならないことになる。

というように,幾つものタイムラグが発生するのである。

こういう大変な目に逢いながらも救われるのは,この懇親会を全ての先生方が楽しみにして下さっているということである。昨年初めて臨席された先生も,案内を出すや否や,昨年は非常に楽しかったので,是非参加したいと返事を下さった。今年は会場の面などでもたまたま好条件となったので期待できる。

閉館

さて,この書類提出に拘った時間は三十分ほどだったに違いない。PC の整備と,頼んでおいたテキストのコピーの受け取りとを済ませて,4時過ぎだった。

その後,図書館を利用しようとしたところ,既に閉館していた。白金校舎であれば8時頃まで開館しているはずなのだが。

戸塚校舎では研究などするべきではないのだろう。


旧ウェブ日記2008年2月14日付

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