- 2023/09/01(金)
- 2023/09/20(水)
- 2023/09/21(木)
- 2023/09/22(金)
- 2023/09/23(土)
- 2023/09/28(木)
- 2023/09/29(金)
- 2023/09/30(土)
- 2023/10/01(日)
- 2023/10/05(木)
- 2023/10/06(金)
- 2023/10/07(土)
- 2023/10/10(火)
- 2023/10/12(木)
- 2023/10/13(金)
- 2023/10/14(土)
- 2023/10/19(木)
- 2023/10/20(金)
- 2023/10/21(土)
- 2023/10/26(木)
- 2023/10/27(金)
- 2023/10/28(土)
- 2023/10/29(日)
- 2023/10/30(月)
- 2023/10/31(火)
- 2023/11/01(水)
- 2023/11/09(木)
- 2023/11/10(金)
- 2023/11/11(土)
- 2023/11/16(木)
- 2023/11/17(金)
- 2023/11/18(土)
- 2023/11/23(木)
- 2023/11/24(金)
- 2023/11/25(土)
- 2023/11/26(日)
- 2023/11/30(木)
- 2023/12/01(金)
- 2023/12/02(土)
- 2023/12/04(月)
- 2023/12/06(水)
- 2023/12/07(木)
- 2023/12/08(金)
- 2023/12/09(土)
- 2023/12/11(月)
- 2023/12/12(火)
- 2023/12/13(水)
- 2023/12/14(木)
- 2023/12/15(金)
- 2023/12/16(土)
- 2023/12/17(日)
- 2023/12/21(木)
- 2023/12/22(金)
- 2024/01/04(木)
- 2024/01/05(金)
- 2024/01/06(土)
- 2024/01/07(日)
- 2024/01/10(水)
- 2024/01/11(木)
- 2024/01/17(水)
- 2024/01/18(木)
- 2024/01/19(金)
- 2024/01/20(土)
- 2024/01/21(日)
- 2024/01/22(月)
- 2024/01/23(火)
- 2024/01/26(金)
- 2024/01/27(土)
- 2024/01/28(日)
- 2024/02/01(木)
- 2024/02/07(水)
- 2024/02/12(月)
- 2024/02/16(金)
- 2024/02/26(月)
- 2024/02/27(火)
2023/09/01(金)
秋学期準備
春学期履修登録期間は次から次へと問題が生じ,労働基準法違反が常態化していたので,今学期はそうした問題が生じないよう,予め対策を立てることにした。
既に教務課とも申し合わせが済んでいるのだが,秋学期は履修登録の可否を判定するためのレポート課題を事前に提出してもらうことにした。既に LMS (manaba) 上でも告知してある。
おそらく,大方はシラバスも読まずに登録だけしているだろうから,その様な学生はそもそも LMS 上の指示を読みもしないので,ガイダンス(初回授業)までに課題提出を済ませるということもないだろう。
2023/09/20(水)
登録状況
既に今月に入って履修登録に関する注意を喚起しておいたはずなのだが,そのリマインダも無視したまま,秋学期が開始する直前になってアクセスしている学生が大半を占めている。その一方,今学期初めて履修を希望する学生の中には,課題に対してきちんと解答し履修可を認めた者たちもいる。
いずれにせよ,ここまで明確な履修登録の前提条件を明示しておいても,それを無視する学生が如何に多いかということだ。お蔭でこちらは体不調の中,一日その対応に苦慮させられた。
課題提出期限が本日中であるため,日を跨いでからデータを整理することになる。初回授業開始までの間に教務に通知する必要があるためだ。
2023/09/21(木)
確定
昨日十分にチェックをしたお蔭で,今日のどの授業もスムーズに履修者を確定することができた。結果としては,春学期に既修の熱心な学生らが,私の担当する他の授業にも興味をもって参加するという状況だった。
しかし,散々掲示をして警告しているにも拘らず,それら一切を無視してただ教室に来て,その場で改めて指摘されてやっと事態が理解できる者どもというのは,もう社会性に欠けているという他無いのではなかろうか?
そもそも,あれでどうやって就職できるというのだろうか?
登録状況
明日の授業に関しても,同様に課題提出や資料へのアクセス状況をチェックして履修可否の一覧を作成し,メールで教務へ提出した。当然,日を跨ぎ,午前1時を過ぎた今,やっと床に就くことができる。
2023/09/22(金)
午前
結局,午前中の授業の履修者は,春学期と同じ受講生になった。これが学修態度が適当な学生が一人でも入ってくると,春学期の内容を何回かに分けて総復習してという余計な段取りをとらなければならなかったはずなので助かった。極めて学修意欲が高い受講生だけなので,順当にテクストを進めることができるだろう。
午後
困ったのは午後の授業である。昨日の時点で,予め指示した事柄を無視した受講生は登録抹消したのだが,それで残った数名と顔合わせしたものの,今度は誰も教科書を準備していない。しかも,ガイダンスだけではなく,内容への極々初歩的な導入をしたのだが,全く関心がないようだ。一体,何をしに来ているのだろう。
来年度からは,第一回授業に教科書を持参しない受講者は,その場で履修登録抹消するということにすべきだろう。本当に訳がわからない……
2023/09/23(土)
結局……
今朝,履修者名簿を見てみると昨日までの修正分が反映されていたのだが,結局,昨日の午後の授業は,春学期から履修している受講生以外,全員履修登録を自分から解除したようだ。
つまり,シラバスやその他通知に明記した通り,初回授業にはシラバスの内容を確認し教科書を持参して臨むようにとの指示を悉く無視し,教室のガイダンスで改めてその内容を知って,慌ててやめることにしたのだろう。特に「毎回レポートを提出して貰う」ことはシラバスにも明記してあることであるので,ガイダンスで初めて知ったなどというのは言語道断だろう。というより,余りにも程度が低すぎる……
ちなみに,今現在私の授業を履修することを希望しているどの学生らも,むしろ毎回レポートを提出し添削を受けるということ自体が貴重な体験だという理由から,履修を希望したと言っている。シラバスを読んでその内容を理解し,自らのスキルアップを目指して臨んでいるのである。
準備
次回授業の学修目標などのコンテンツをLMSにアップした。オンラインレポートの課題も同時に公開するため,授業内容(範囲)を定め,その中で身に付けるべきポイントを押さえた上で,課題を与えなければならない。これを全部の科目にわたってLMSコンテンツを作成するとなると,最低でもまる半日を要することになる。
体調も万全ではなく,できればまる一日静養したいような健康状態ではあるのだが,学修課題についてはなるべく早く告知しておかないと,履修者個々人が次週の学修計画を立てることができなくなるため,無理を通さざるをえないわけだ。
2023/09/28(木)
第2回
今回から授業内容の導入をすることになるが,デカルトの授業はどちらも年譜を見ながらテクストが書かれた背景について説明をするもので,春学期の内容とも重複するので退屈するのではと思ったところ,思いの他興味を示していたようだった。
驚いたのは,哲学史の授業を始めて間もなく,他の授業を受講している学生が飛び入りで参加したいと入ってきて,そのまま聴講していたことだ。履修していた授業がたまたま休講になったので,時間も空いてしまい,こちらに来たということだった。
こちらも,学修意欲のある学生の前で講義するほうがやり甲斐があるわけで,迷惑どころか,むしろ助けられた感じだ。
論理学は,やはり春学期の復習から入り,命題論理の意味論を概説するものであったが,とにかく一通りコンパクトに説明を終えることができた。これで次回は構文論の概説にそのまま入ることができる。この授業も学修意欲のある学生が履修しているので,助かっている。
2023/09/29(金)
第2回
やはり今学期範囲への導入ということで,春学期内容を復習するために概説した。
今回はシラバス通りに進めたものの,いずれの授業も春学期から受講者が変わらないということがわかり,また,受講者からの希望もあったため,次回からは春学期と重複する内容を割愛し,少し進度を早めることにした。
2023/09/30(土)
回収
今回のレポート提出は,今日の午前中に集中したが,全体的に添削の必要がないほどよく纏まっていた。春学期から受講している学生ばかりなので,要領を得ているからだろう。
こちらもまだ体調が完全には回復していない状態なので,チェックできるかどうか心配だったのだが,杞憂に終わった。
コンテンツ
次週の学修課題をLMSにアップする。科目毎に学修ポイントを纏めて記さなければならない。しかも,シラバスは新規参加者を想定して記していたのだが,進度を早める必要がある科目については書き方も少し変えないとので,結構時間がとられる。しかし,結果的には夕方までかからなかった。
2023/10/01(日)
資料
デカルト『省察』の次回授業は,やはりAT版のテキスト原文を見せて説明したほうがいいように思えてきたので,人数分の印刷をした。ラテン語原文だが,単語レベルの基本的概念は原語を添えたほうが好学のためになるだろう。
2023/10/05(木)
第3回
まだ体調は完全には回復しておらず,喉の状態によっては咳嗽反射が生じる。何とか持ちこたえてくれて助かった。授業自体は,予定していた内容を順調に熟すことができた。
2023/10/06(金)
第3回
やはり今日も体調は回復していなかったのだが,予定していた内容を熟すことができた。どの授業も受講生が学修意欲をもっているので,こちらも説明している間に集中力が途切れることがないので,充実感はある。
2023/10/07(土)
提出
今回のレポート課題提出は,今日に集中した。午前中一杯で提出受付を締め切るため,正午までは片っ端から目を通して添削・コメントを返す必要がある。体調は回復していないため,朝から倦怠感で朦朧としていたのだが,幸いなことに全体の数が少ないのでなんとか熟すことができた。
コンテンツ
レポート課題の添削・コメント返却を終えると,引き続き次回授業の範囲・課題指定を行い,更に,レポート課題をアップしなければならない。勿論,授業毎に次回範囲のポイントを纏めて記さなければならないので,特に進度が前後して変則的になっている授業では時間がかかることになる。
身体の倦怠感も強く,その中で誤りがないよう集中力を絶やさずに作業するのには骨が折れるが,これを行わないと受講生らが予習できないので,已むを得ないだろう。ほぼほぼ限界に来ていたが,なんとか終えることができた。
進度
そういえば,論理学概論の受講者が春学期と同じために,補足的内容のために確保していた数回分の授業を行う必要がなくなった。その代わり,教科書のうち割愛することにしていた内容を,その数回分に充てることにした。この点,もう少し授業計画を練っておく必要があるだろう。
2023/10/10(火)
確認
教務から履修者名簿と期末評価に関する確認の連絡が来ていたので,それぞれ教務課サイトにアクセスして確認・回答を行った。
2023/10/12(木)
第4回
やはり春学期の内容を纏めて一気に概説するというのは難しい。特に『省察』と現代論理学の授業は,量的に一回で終わらせるのは無謀だったかもしれない。
勿論,秋学期の内容を理解する上ではそのままでも大丈夫なのだが(都度補足すればよい),それでも熱心な受講者に対しては,なるべく満遍なく学修できるようにしてあげたいと思う。来週,少し進度調整をしながら様子を見てみたい。
2023/10/13(金)
第4回
朝から本調子ではなかったのだが,受講生の熱心さに助けられて,授業は午前・午後ともそれなりに充実した講義と質疑ができたように思う。
それにしても,「述語論理」については,そろそろ本格的に補助プリントに纏めておいたほうがよいかも知れない。いちいち板書をして内容を説明するのが苦痛になってきたから。
2023/10/14(土)
回収
昨晩は余りにも疲労困憊していたため,LMSを立ち上げて提出物の確認をできるような健康状態ではなかった。このため今朝は,早くからLMSに提出されたオンラインレポートをチェックし,添削・コメントを行った。
今季の受講生は全員が正常な大学生レベルの学力をもっているので,日本語の添削から始めなければならないということがないので,大分救われている。それに,かなり完成度の高い文章が書けるようになっている受講生もいる。
次回授業準備
全科目分の次回授業コンテンツを作成し,LMSにアップした。やはり論理学と科学思想はテキストの要点を纏めなければならないので,かなり時間がとられる。
テクスト
デカルト『省察』のAT版原文テクストのコピーを人数分用意した。人数が少ないので,全員分を作成し配布する余裕がある。これで和訳では見落としがちな原文のニュアンスを説明できるのでよい。
2023/10/19(木)
第5回
大学に着いてから微妙な体調で軽い頭重が続いていたため,授業中に余計な説明まで加えてしまうため,終業時間が数分遅れてしまった。やはりこういうときは時間感覚が狂ってくる。
予定していた内容は終えることができたので,それで良しとしよう。
2023/10/20(金)
第5回
気候としては過ごし易く,教室の温度調整もいらないぐらいだったのだが,相変わらず疲労感が抜けない。
予定していた授業内容はクリアしたのだが,やはり受講生が熱心に内容を理解しようとしているので,それに救われている感じだ。説明内容も,これまでしたことのない高度なものになっているのだが,それでも受講生の側が興味をもって積極的に本質的な質問をしてくる。
これが,何をどう説明しても無反応な学生らを何十名も相手にするとなると,こちらの体調も悪化しかねないから……
2023/10/21(土)
回収
授業内容もそろそろ中盤に差し掛かってきて内容も本格的になってきているため,レポートの添削が難しくなることを予想していたのだが,非常によく纏まっているため,こちらの負担が少なくて助かっている。
これが正常な大学生レベルの教育ができる本来的な授業の状態なのであって,これまでが余りにも異常過ぎただけだ。
準備
次週の授業内容をLMSに上げなければならないが,特に『省察』は新たな論証内容に入る上,前回端折った内容も補足していかなければならないので,纏めるのに骨が折れる。
結局,『省察』も含めた3科目は,これまでLMSにコンテンツをアップしたことがなかった内容なので,新たに作成することになった。体不調もあり,結構な時間がかかってしまった。
2023/10/26(木)
第6回
今日は本当に不調で,全身倦怠が一日回復せず,こういうときは補足説明をし過ぎて授業進度の配分が上手くいかずに終了時間ぎりぎりになるか,その時刻を超過してしまう。受講生には申し訳ないことをしてしまった。受講生側が熱心に聴講しているから,ついつい話過ぎてしまうのだが……
2023/10/27(金)
第6回
朝から全身倦怠を通り越して,意識朦朧とすることがあった。ただ,昼の休憩時間に20分ほど休んだので何とか授業を熟すことができた。
とはいえ,昨日とは異なって,時間配分もある程度上手く行ったので,それでよしとしよう。
レポートも,就寝時間少し前にLMSを確認したところ,ぽつりぽつりと提出されていたので,その場で目を通し,添削してコメントを返した。やはり,よく纏まっているため,添削に余計な時間がとられることがないのが救いだ……
2023/10/28(土)
回収
やはり午前中にレポート提出が集中したが,中には締め切り時間ぎりぎりになる受講生もいて,こちらのほうがハラハラする。
しかし,ほぼ時間ぎりぎりに提出されたものでも,押さえるべき点はきちんと押さえられているため,なるべく良いものを提出したいという受講生側の意思を感じられる。コロナ禍の全面オンラインの際の幼稚な輩どもとは雲泥の差だ。いや,これが正常な大学のあり方なのだが……
準備
全身倦怠が酷く,少し休みたかったのだが,そうするともう今日は何の作業もしたくなくなるように思えたので,続けて次回授業のコンテツを準備し,一挙にLMSにアップした。
実は来週は白金校地で文化祭があるため,大学自体は一斉休暇に入る。つまり,次週は授業がないのだが,それでも前回授業の復習に続けて次回授業の予習の指示は出しておかなければならない。
このため,次回授業のコンテンツをアップしたことをコースニュースで通知する際,念の為,次回授業の日にちを添えて注意を喚起しておいた。
2023/10/29(日)
質問
木曜3時限のデカルト『省察』の授業を履修している学生から,授業中に板書して説明した内容についての質問があった。
デカルトが「第3省察」において,「神は欺瞞者ではない」ということを「完全性」概念から説明し,それで事足れりとしているのであるが,それだけでは理解し辛いため,「完全性」を説明するにあたって関連して言及される「無限性」および「一性」の概念との繋がりを考えるべきだと補足説明したことに対するものだ。
2023/10/30(月)
回答
昨日の質問に対し,回答した。
「第4省察」において「意志」の問題が取り上げられ,そこで「無限性」・「一性」の関係が再度問われることになるため,「完全性」によって「欺瞞性」を排除するという論証には,「無限性」・「一性」が深く関わっているはずである。
このことによって,「第1省察」では,「神に関する古い宗教的意見」である「全能性」および「最善性」による説明に対して「懐疑」が齎されたのに対し,「第3省察」で「完全性」・「無限性」・「一性」という概念を準備することによって,この「古い意見」に代わる堅固な根拠を与えることができる,という論証になっているわけだ。
2023/10/31(火)
再度
昨日の回答に対して,再度確認の質問が来た。こちらが「一性」について説明したことを理解し損なっているようだったので,次のような単純な図式を与えた。
「ある「目的」によって「結果A」 が齎されると同時に,それを端的に否定する「結果¬A」が齎されるとすると,「矛盾」(A∧¬A)が帰結するが,これは神の「一性」に反することになる。」
つまり,「原因者」である神は,「私」をも含めた「存在者」と「私」の「認識」の仕組みとを作ったが,それらの「目的」を「私」が一切知ることはできないとしても,神は,最初立てられた「目的」による「結果」に対し,途中でわざわざそれを阻害するような「目的」(都度「私」が誤るようにする)を立てることはない,ということだ。
更に,この「一性」は,「第4省察」における限り,「無限性」と共に神の「意志」の性質として説明されているため,これら「完全性」・「無限性」・「一性」の相関をきちんと把握しないと,理解するのは難しいだろう。こちらとしても,テクスト内で説明するのはこれが限界であるが……
2023/11/01(水)
なんとか……
昨日の回答に対し,また確認の質問があったが,こちらが意図したことはなんとか伝わった様子だった。
形而上学的論証に関する内容であるため,何となく説明すれば済むような類のものではないので,質問する側にも一定水準の理解力が求められる。
本学で今まで教えてきて,ここまで哲学そのものの遣り取りができたのは初めてなのではないだろうか?
2023/11/09(木)
第7回
体調が優れず,全身疲労を抱えたまま授業を行ったせいで余計なことまで説明をしてしまい,時間配分が狂って終業時間ぎりぎりになってしまう。
それはそれでいいのであるが,十分に質問時間を設けることができないため,いつも真剣に取り組んでいる履修生には申し訳ない。
こちら側の心づもりとしては,90分授業のうち説明時間は60分と定め,その範囲内で語り切る内容を準備しておくと丁度よいのかもしれない。
質問
今日受けた質問のうち,『省察』第4部の「意志 voluntas」に関する内容については,余り要領を得た回答を返すことができなかったように思う。次回,もう少し纏まった形で補足説明する必要があるだろう。
2023/11/10(金)
第7回
全身倦怠で頭が働かない中,なんとか熟した。特に午前中の授業は受講生が熱心なので,説明に対する反応もよく,また,的確な質問をしてくれるので,その遣り取りで授業の流れができるので助かっている。
とにかく体不調のときには時間配分が上手くいかず,終了時間ぎりぎりになってしまうので,来週は何とかしたい。
2023/11/11(土)
回収
今回のレポートも非常によく書けていたが,一部,内容を余り把握できなかったのか,十分な記述には至らなかった。
その場合,通常は再提出の扱いにするのだが,特に「形而上学」の論証に関する内容の場合,ただ書き直しを命じたとしても同じことの繰り返しになるので,ポイントを箇条書きにして示し,それに基づいて復習をして確認するよう指示を出すことにしている。
ログインエラー
午前中にレポート回収を終え,余りに倦怠感が強いため午後は少し休んだ。夕方から次回授業の準備をしようとLMSにログインしようとしたところ,エラーで作業ができない。
しばらく待ってから,漸くログインできるようになった。思わぬタイムロスが生じた。
準備
次回授業の準備はいつも手間がかかる。
木曜の内容は殆ど決まりきった内容と進度にならざるをえないので,これまでのものを流用できるが,金曜の内容は,内容上,受講生に合わせて変えているために,それができない。
今年度おおよその見当をつけ,来年度から徐々に修正していくようにしたい。
2023/11/16(木)
第8回
今日は病欠が多かった。私の授業では原則的に欠席は許さず,何らかの事由により教室で対面授業を受けられなかった場合にも,必ず予めLMSに指定した学修範囲を独習し,その成果をレポートに纏めて提出して貰っている。
連絡があった欠席者からは,それぞれ自主的に「レポートは必ず提出する」という断りのメールがあった。そうした連絡をすることを義務付けているわけではないのだが,授業に参加したかったという学修意欲を表明したかったのだろう。
授業自体は,体調が優れなかったわりには,それなりに学修範囲を熟すことができたと思う。これも受講生が熱心であるために,それに助けられたからなのだが……
エアコン
いよいよ冬の寒さになってきたので,教室の温度管理も難しくなってきた。これまでは窓の開閉の度合いで調節することが多かったのだが,流石にそれでは今日の気温低下には対応できず,換気をしたままであるため,エアコンの暖房をやや強めにせざるを得なかった。
今使用している教室はどれも小規模の教室であるのだが,冷暖房は集中管理ではなく,個別にリモコンで調節する必要がある。そのために教務課へ行って借りてくる必要がある。面倒ではあるが,これからは授業開始前に教務課に取りに行くのを忘れないようにしないといけない。
2023/11/17(金)
第8回
午前中一杯雨が降り,気温も昨日より低かったのだが,受講生はきちんと出席していた。そのお蔭で予定の箇所を問題なく進めることができた。内容に関しても,ある程度理解が進んだようだ。
午後の授業も予定していた学修範囲を終えることができた。これで次回範囲にスムーズに入ることができる。
コントローラー
実は朝大学に着いてからそのまま教務課に寄り,午前に授業を行う教室のコントローラーを借りた。授業までには少し時間があったのだが,躯体が冷えているために温めておく必要がある。学生のほうは棟間の移動などもあり,体調を崩し易くなるだろうから。
2023/11/18(土)
回収
朝から全身倦怠が酷く,軽い頭痛と目眩がしていた。しかし,午前中を通じてレポートを回収して添削・コメントしなければならないので,無理に作業をしていた。
途中,どうしても起き上がっていられなくなったので,少し横になるつもりが,目覚めたら正午を越えていた。しばらく起き上がることができなかったのだが,やっとのことで身体が動くようになってから直ぐに起き上がり,残りの作業を行った。
今回も,皆,きちんと学修範囲を理解し,簡潔明瞭に纏めているため,こちらで余計な添削をする必要もなく,助かった。
一人,遅延提出の願い出があったので許可したが,それも指定した期限までに提出してくれたので,一安心だ。
準備
本当に意識朦朧としながら,来週の授業内容をLMSにアップした。
予め教科書の範囲を指定し,そのポイントを簡単に纏めて予習できるようにしているのだが,込み入った内容に入ってきているものについては,こちらもある程度纏め方を工夫しなければならない。こんな頭重と目眩が酷いときに行うような作業ではないのだが,受講生らがいつでも予習できるようにしておかなければならず,そんな泣き言を言っていられない。
とにかく,何とか一通りコンテンツをアップすることができてホッとしている。
2023/11/23(木)
第9回
疲労困憊で体が動かない中,予定の範囲を終えることができた。今回は体調が優れないにも関わらず,質問の時間をとることができた。授業内容としては,概ね要領を得た説明ができたのではないだろうか。
2023/11/24(金)
第9回
昨日ほどではないにせよ,まだ全身疲労が続く。それでも予定箇所は終えることができた。シラバスでは,あと4回ほどで教科書の範囲は終える予定になっているので,ここからはより慎重に各回の進度調整をしていく必要がある。
エアコン
今日は風は強かったが,春のような天候だった。ただ,夜の間に建物が冷えるので,日の当たらない教室は暖房を入れる必要があり,また,その温度調整の加減が難しい。
チョーク
毎回,白チョークが無いため,わざわざ教務課にまで取りに行くのだが,それでも次の回には白チョークだけ無い。使った分をきちんと補填してほしいものだが……
2023/11/25(土)
回収
午前中は,全身疲労と頭重が酷い中,何とかレポートの添削・コメントを終える。全体的にきちんと纏まっているので,助かっている。
ただ今回は,遅延提出の願い出が何件かあった。それぞれ已むを得ない事情があり,何よりもこれまで毎回きちんとした内容のレポートを提出している受講生であるので,例外的に許可することにした。
これが全面リモート中の訳のわからない学生らであれば,2週ほど何の音沙汰もなく,突然何の理由もなくただ遅延提出を認めろと言い捨てにして,レポートのフォーム外のコメント欄に書き殴ってきたりしていた。勿論,これは「単位不正取得」を企てる立派な不正行為である。お蔭でこちらはその対応に追われ,徹夜残業になっていた。そのときの悪夢とは大違いである。
準備
同時に来週の授業コンテンツもアップしていたのだが,やはり新たに概要を記さなければならない授業に関しては,体調が酷過ぎて集中力がもたず,何度も教科書の予定箇所を読み直す羽目になり,非常に効率が悪かった。
余り満足のいく内容とはならなかったが,授業中に補足することにして,反省点を来年度に反映させることにしよう。
2023/11/26(日)
遅延提出
昨日申し出があった遅延提出の期限が今日の17:00だったので,それ以後,提出分に関して添削・コメントを行った。
少し理解しきれてないものがあり,少々添削に梃子摺る。まだ体調が回復しておらず,内容に集中しようとすると軽い頭痛と目眩を起こすのだが,履修者の復習時間にも配慮しなければならないので,そうも言っていられない。
2023/11/30(木)
第10回
寒気の影響なのか,酷く体調が悪く,何とか授業を熟した感じだ。どの授業も内容としては山場を迎えつつあるので,丁寧な説明をしなければならなくなっているのだが,特に形而上学的論証に関わる事柄については,普通の体調のときですら混乱することもある。また,論理学は,ゲーデルの不完全性定理そのものの概説に入ったところだ。体調に引き摺られて説明し損ねるということもなかったのは幸運だった。
2023/12/01(金)
第10回
昨日よりは楽になったが,それでも全身疲労と頭重が続く。ただ,授業には集中できたので,予定範囲の内容は十分に説明できただろう。
プリント
そういえば,午後の受講生が教科書を忘れたと午前中に連絡をくれたので,昼の休憩時間を利用して,今回範囲のコピーをした。そのお蔭でスムーズに授業を行うことができた。
これが大人数で訳のわからない学生が大部分を占めるような授業では,とてもこんなサービスを行っている余裕はなくなる。大体,問合せのメール自体,日本語が崩壊したようなものを送ってよこし,念のためこちらから確認を入れても,それを無視するなど,とにかく遣り取りができず,膨大な時間と体力を浪費することになるのがオチだから。
not found
「授業用サイト」にアクセスしても “The requested URL /~sophia/ was not found on this server.” のエラーが返ってくる。教育用サーバー自体が落ちている感じだ。
普段はこちらのドメインのページに転送するだけのために使用しているのだが,シラバスに記載されている URL にアクセスできないとなると,中には戸惑う受講生も出てくるだろう。
そもそも,教育用サーバーがメンテナンス等で使えなくなるという連絡は来ていないのだが,どうなっているのだろうか?
2023/12/02(土)
回収
昨日の時点では殆ど提出がなかったので,今日は締め切りギリギリに提出が集中するのかと身構えていたが,午前の早い時間帯に殆ど提出が終わっていて,添削・コメントの作業がいつもより楽だった。
ただ,添削内容としては,結構赤を入れる必要があったので,それなりに作業時間はとられた。また,1名,明日までの遅延提出を認めた。
準備
次回授業準備は,やはり内容的にこれまでの積み上げに加え,高度になってきているので,それなりにLMSに書き込む内容を纏める時間がとられる。結局,終わるのが夕方になってしまった。
復旧しない
まだ教育用サーバーにアクセスできない状態が続いている。どうなっているのだろうか?
2023/12/04(月)
復旧
未だサーバーエラーが続いている。余りに異常なので,情報センターに連絡をして「このままだと期末評価に支障を来す可能性がある」ことを伝えたが,しばらくして復旧終了の連絡が来た。
ただ,原因や対処方法については全く述べられていない。本当に「復旧した」という通知があっただけだ。いつも通りという感じだが……
2023/12/06(水)
プリント
以前から,論理学の授業で取り上げる「不完全性定理」の証明を,きちんとプリントに纏めておきたいと思っていたのだが,永らく続く不調で,細かい作業ができずにいた。
そもそも,プリント類は全て \(\LaTeX\) で作成しているため,特に論理学のように記号を多用し,特殊な改行を多用する文書を書き上げるには,心身にそれなりのストレスを与えることになる。(実は,この段落には一箇所,WordPress用の LaTeX プラグイン “MathJax” を使用して表示している文字がある。)
実は,今週と来週に分けて授業でいよいよ「不完全性定理」の説明をすることになるのだが,今日は体調もそれほど悪くはなかったので,とにかく書き出してみることにした。すると,午前中のうちに「第一不完全性定理」に関しては纏めることができた。
その後,午後に「第二不完全性定理」についても少し書き出してみたところ,やはり推論を追うことに集中することになるためか,そのまま最後まで一気に証明を書き上げてしまった。
夕方になって見直してみて,細々したところに誤記があったり,文章表現が気にくわないところが出てきたりはしたのだが,取り敢えず授業で配布しても問題はない状態に整った。
これで,今後はこのあたりの説明をするのが大分楽になる。
2023/12/07(木)
第11回
冬型気圧配置の影響か一日頭重が強く,授業をやっていてもなかなか集中するが辛かった。ただ,それなりに纏まった説明ができた。
特に『省察』の授業は質問があり,その受け答えで充実した授業になった。また,論理学は「第一不完全性定理」の解説だったが,昨日苦労してペーパーを作成したおかげで,例年になく証明がスムーズにいったと思う。ただ,まだペーパーに記した理路を整理する余地がある。帰宅してから早速修正を施した。
2023/12/08(金)
第11回
今日も晴れて気温がそこそこ高かったので,教室の空調も特に入れる必要もなかったようだ。
疲労が蓄積していて少し頭が朦朧とすることはあったのだが,予定していた授業範囲は恙無く終えることができた。ただ,体不調のときは余計な補足をしがちで,内容的には時間に余裕があったはずなのだが,話し過ぎて終了時間ギリギリになってしまった。
ただ,受講生の理解度が高く質問も的を射ているため,それで気力を保つことができる感じだ。
2023/12/09(土)
回収
午前中一杯はレポート回収と添削・コメントの作業。今回は添削に手がかかるものが幾つかあった。勿論,文章がなっていないということではなく,文意が明確になるように赤入れをするわけだ。学修した内容がより高度になってきているために,多少はやむを得ないことだ。
エラー
次回授業の内容をLMSにアップした。予復習に役立つよう,学修範囲のポイントを整理しながら記していかなければならない。
特に金曜日の分は,論点を明確にするために途中でテキストを何度か読み直す必要があったのだが,入力に多少時間がかかったために,最後にサーバーに送信する際フリーズしてしまい,無事にサーバーに到達したかどうかもわからなくなった。
仕方がないので,スクリーンショットで読める範囲だけを画像で残して保存した後,ブラウザを閉じた。再び立ち上げてLMSに再アクセスしたところ,憂慮した通り,入力したデータが跡形もなく消えていた。
入力したはずの文章の9割方がスクリーンショットで残っていたので,新たに1割を書き加え,スクリーンショットの文字をひたすら入力し直して,無事にアップすることができた。
おかげで午後の前半で終える予定であった作業が,すっかり夜にまでかかってしまった。その間,また途中で送信エラーを起こすと元も子もないので,ずっとストレスを抱えながら連続作業を行わざるをえなかった。
他にもやるべき作業はあったのだが,もう心身の限界が訪れていた。よくやった,自分……
2023/12/11(月)
ペーパー
今週末には期末レポート関係のペーパーをLMS上で配布することになるので,その準備を始めた。内容に一部でも誤りがあると,評価の公平性を毀損することにもなりかねないので,普段の授業準備よりも慎重に作成しなければならない。
基本的に前学期に作成したものを訂正すればいいのだが,何度も確認し直さないと,文言を変えたことによって生じた不整合に気付かずにいることにもなりかねない。
午前中は,その作業にかかりっきりになった。これから何度も読み返し,週末には完全な形にしておかなければならない。
2023/12/12(火)
引き続き
昨日のペーパーに更に手を入れた。ほぼ完成に近い状態だろう。
重要なのは各科目の課題内容だが,過去に出題した内容を確認し,適宜修正を加えた。
あとは,LMSに掲載する文面を考えなければならない。
2023/12/13(水)
リンク
期末レポート関係のコンテンツを,取り敢えずLMSにアップしてみた。勿論,その前に,掲載する文面を何度も眺めて修正を加えた。
ところが,ダウンロードするファイルのリンクで嵌った。
教育用サーバにあるサイトのほうは,特にアクセス制限を厳しくしているため,存在しないディレクトリやファイルにアクセスしようとすると,瞬時にトップページに飛ばすようになっている。それで,ディレクトリの階層に気を付けながら,ファイルの場所を指定してやったのだが,どうしてもトップに飛ばされてしまう。
だが,同じ要領でリンクした春学期のファイルには,無事にアクセスできる。どう考えてもおかしい。
少ししてから,ファイル名とリンク先ファイル名が異なっていることに気づいた。本当に凡ミスだ。まあ,全身倦怠と頭重で,それぐらい集中力に欠けているということだ。そして,その中でこうした細かい作業を行うと,こうやって時間と体力を浪費することになる。
とにかく原因もわかり,無事に一通りコンテンツをアップした。あとは今週末までの間に他の凡ミスがないかどうか,十分に確かめないといけない。
2023/12/14(木)
第12回
日中は晴れて比較的寒さが緩んでいたので,教室内の空調はそれほど気を付ける必要もなかった。
予定箇所は無事に終えることができたので,次週は総まとめができる。
ミス
ただ,論理学はあれほど注意して作成したはずなのだが,やはりミスがあった。補足箇所に記し事柄だったのだが,論証そのものに影響を与えるものではない。ただ,来年使用するときにミスがあるままだといけないので,帰宅してすぐに修正した。
2023/12/15(金)
第12回
気圧配置のせいなのか気温のせいなのか湿度のせいなのかはわからないが,頭重が酷かった。ただ,授業には集中することができたようだ。その代わり,終了後の全身倦怠が半端ではない。
午前の授業を終え,お昼休憩のときにはアラームをセットして仮眠をとったのだが,5分ぐらいして目覚め,寝過ごしたと思って困惑したが,アラームを見たらまだ時間があった。
とにかく疲弊している。
補助教材
これで次回第13回の授業で今学期予定していた学修範囲は一通り終え,残る第14・15回では,より発展的な内容を提供することになる。そのために,補助教材を準備しなければならないのだが,科目と受講生によって適当なものを選ばなければならない。
今のところ2科目が全く決まっておらず,年内には何とかしたいと思っているところだ。
2023/12/16(土)
回収
午前中はレポート回収。
今回はいつもに比べて十分に理解していないことがわかるものが幾つかあり,添削の際にその点も含めて文章を練らなければならなかったので,結構時間がかかった。学生が書いた文章を極力使いながら,しかも正確な内容になるように書き換えなければならないので,添削する側もかなりのスキルが必要になる。
期末レポート課題
第13〜15回授業の間は期末レポート課題作成・提出の期間として定めているので,今回のコンテンツはこの期末レポート課題の発表と作成上の注意が中心だ。
勿論,授業は授業として行うのだが,原則的に第13回までで期末レポート課題は提出できるようにしてあり,また,これまでのような授業各回のレポートは課さないことにしている。その代わり,授業内容は,学期間に学習した内容に基づき,より発展的な事象を補助教材などを使用して解説するわけだ。
それはそれとして,レポート課題に関する事柄を発表するので,その中にミスがあると評価の公平性を毀損することになりかねない。アップするコンテンツを幾度となく見返し,詳細を修正する作業を繰り返すが,相当な神経を遣う。
体調も万全ではなく,集中力を持続させるのにも心身のダメージを受けるのだが,何とか作業を終えることができた。後でミスが発覚しなければいいのだが……
2023/12/17(日)
見直し
朝から頭重とふらつきが酷かったが,取り敢えず,昨日LMSにアップした内容を確認した。
プリント
今週の授業で配布するプリントの印刷を行った。
2023/12/21(木)
第13回
年内最後の授業だが,授業内容も今回で予定していた範囲を終えることができ,更に,今学期の総復習をすることもできた。丁度よい進度だったように思う。
準備
帰宅してから,年明け第14〜15回分の補助教材を印刷した。ただ,論理学は教科書のより発展的な補足内容をピックアップして説明する予定なので,その補助プリントを作成しなければならない。年末年始の休暇のうちに間に合うかどうか……
2023/12/22(金)
第13回
年内最後の授業だったが,午前中はテキストを読み終えることができたものの,午後は病欠で来年に持ち越しになった。いずれにせよ,期末レポート課題を出した後で,今学期学修範囲の総復習期間に入ったので,必要に応じてLMS上の個別指導で対応することになる。
研究室PC
5月にUSB外付けSSDへのクローンコピーをして以来,研究室PCシステムのバックアップをずっととっていなかった。クローンコピーをするには結構な時間がとられるので,KnoppixのGPartedを使って,\(/\)と\(/home\)のパーティションをコピーすることにした。
どれぐらい時間がかかるかは見当もつかなかったのだが,1時間半ぐらいだと踏んで,その間,アラームを設定して横になっていたのだが, アラームで目覚めてから確認したところ,既に作業が終わっていた。
外付けSSDからシステムが立ち上がるかどうか確認するには,内部SSDを認識しないようBIOSで設定する必要があるが,BIOSを弄ったのはだいぶ前のことだったので,要領を得ず,少し梃子摺った。ただ,外付けSSDからきちんと立ち上がることは確認できた。
これで,万一内部SSDに何かあった場合でも緊急の対処ができる。
2024/01/04(木)
準備
年末からのマシントラブルの影響で,すっかり授業準備ができずにいた。疲労と寝不足で日中は軽い頭痛がしていたのだが,夕方一旦横になって少し和らいだ。
夜になってやっと,明日読むことになっている補助資料に目を通すことができた。何とかなりそうだ。
2024/01/05(金)
第14回
新年に入って最初の授業だが,昨日付け焼き刃的にでも補助資料を一読していたので,特に説明に窮するところは出てこなかった。また,相変わらず学生らが熱心に取り組んでくれるので,それに救われた。そして,昨日目を通した範囲を丁度終えることができた。これで来週は残りの説明に集中できる。
午後の授業では,健康上の問題に関して出席の相談を受けたが,事情が事情であるだけに仕方がないだろう。ただ,やはり昨年内に予定していた学修範囲は一通り終え,今回から発展的内容を補助プリントを使って説明することにしていたので,そのプリントを渡し,次回までに独習しておくよう指示した。
「証明可能」概念の補足説明
年明けは金曜日から開始したので助かった。というのは,木曜日の論理学の授業は,「証明可能」概念に関する補助的な説明をする予定だったのだが,準備が万全でなかったからだ。
夜にざっと目を通して,一通り理路を整理した。後は,補助プリントを作成しようと思うのだが,来週までの間に,その心身の余裕があるかどうか……
2024/01/06(土)
補助教材作成(13:00〜18:35)
来週の論理学の授業で使用する補助教材を作成した。ゲーデルの不完全性定理の証明に必要な「対角化定理」(\(F(g(A))\equiv A\))の証明の簡単な概略だ。
証明内容そのものは,さして難解なものではないのであるが,いつも教材は\(\LaTeX\)で作成しているために,式系列の図表を作成するとかなりの時間を要することになる。番号付け(下付き文字)や合成関数の表現,何よりもArray環境の記述等が厄介だからだ。
例えばこんな感じ。
$$x\ast y={p_0}^{a_0}\cdot {p_1}^{a_1}\cdot … \cdot {p_m}^{a_m}\ \ \cdot\ \ {p_{m+1}}^{b_0}\cdot {p_{m+2}}^{b_1}\cdot …\cdot {p_{m+n+1}}^{b_n}$$
あるいは,
$$\begin{array}{cccccccc}
A_0(x)&\Longrightarrow & \fbox{$A_0(0)$}& A_0(1) & A_0(2) & \cdots & A_0(k) & \cdots\\
A_1(x)& \Longrightarrow &A_1(0) & \fbox{$A_1(1)$} & A_1(2) & \cdots & A_1(k) & \cdots\\
A_2(x) & \Longrightarrow & A_2(0) & A_2(1) & \fbox{$A_2(2)$} & \cdots & A_2(k) & \cdots\\
\vdots & & \vdots & \vdots & \vdots & \ddots & \vdots & \cdots\\
A_k(x) & \Longrightarrow & A_k(0) & A_k(1) & A_k(2) & \cdots & \fbox{$A_k(k)$} & \cdots\\
\vdots & & \vdots & \vdots & \vdots & \vdots & \vdots & \ddots\\
\end{array}$$
取り敢えず,一気に一通り仕上げたが,授業までの間に細かいミスがないかどうかをチェックしなければならない。
補助教材をもう一つ(21:00〜24:10)
続いて,「証明可能」というメタ数学的命題に対する自然数論の公理系の式が構成可能であるという定理(\(Pr(n)=\exists x P(n, x)\))の補足説明の補助プリントを作成してしまった。
やはり式に用いる記号が複雑になり,何よりも\(\LaTeX\)による表示方法を調べるのに時間がかかった。また,久しぶりに「箇条書き」のコマンドを使用したので,その調整にも梃子摺った。
以前であれば,起き上がっているだけでも辛いような全身倦怠だったのだが,今は横になって休めば軽快するような状態なので,起き上がっていられるときには多少無理してでも教材だけは作成しておいたほうがよい。
2024/01/07(日)
修正(14:00〜15:00)
昨日作成した教材を見直しをする。やはり細かいところで説明不足になっていたり,強調箇所が不明瞭だったりするので,部分的に修正を施した。こういうのは見る度に,どこか修正したくなってくるものだ。
修正(21:30〜22:30)
特にメタ数学命題のゲーデル数による数式表現の説明を大幅に書き換える。元々は教科書の説明を追ったものなのだが,その説明にどうも無駄が多い。
2024/01/10(水)
フォント(9:05〜9:25)
タイトルに算用数字を用いるとき,欧文半角数字を用いるとバランスが極端に悪くなるので,和文全角フォントを使用したほうがよい様に思える。取り敢えず今作成中のペーパーに関しては,全部の箇所を訂正した。
2024/01/11(木)
第14回
木曜日は年が変わって初めての授業。それにしても,今日はかなり冬の寒さに近づいた。建物全体が冷えていて,暖房もなかなか効かない様子だったが,私が担当する教室は小さいので,そこそこ室温はキープできた。
授業内容も予定通りに終えることができた。ただ,倦怠感が抜けないために,朝から頭重とふらつきが強く,授業に集中するので精一杯だった。
特に,論理学は3コマめになるので疲れも一層たまり,今回予定していた補助定理の理路を説明していく中で,つながりが上手くいかないところもあった。
テクニカルな説明が必要なので仕方がないことなのだが,補助プリントも作成したことだし,来年に向けてもう少し工夫したほうがよいだろう。
次回
来週までに補足的な内容を準備しなければならないのだが,2コマは大体決まっているものの,論理学はどうしようか迷っているところだ。もう少し証明の技術的な内容にするか,むしろ論理学史的な内容について補助教材を準備して読むか,といったところだ。
出席管理システム
そういえば,昨年の10月ぐらいから教務の出席管理システムに出欠の登録を入力するのを失念していたことに気付き,今日になって纏めて入力した。
いつも出欠は授業後に必ず提出してもらうレポートの添削・コメントでとっていたので,教務のシステムは余り実質的な役割を果たしてはいないのであるが……
2024/01/17(水)
準備(16:30〜24:00)
朝からデスクトップPCのシステムエラーに巻き込まれ,その修復作業で体不調が増したため,午後夕方近くになって,漸く明日の授業の準備に取り掛かることができた。
とはいっても,システムが立ち上がってからも,細かな修正が必要だったため,その作業を並行して行いながらだった。こういう状況は,本当に心身のストレスが半端ではない。
期末レポート提出期日が今週土曜正午になるので,念の為,その通知もLMSにアップした。
2024/01/18(木)
第15回
秋学期の最終授業。既に昨年内で学修範囲を終えているので,それに関連する発展的内容を提供している。
やはり,昨日は十分に準備することができなかったのが悔やまれる。特に論理学は,来年度に向けて工夫する必要性を感じている。
補講?
実は,あるクラスの受講者から,今日出席できなくなる可能性があるが,テクストの範囲を全部教わりたいので,万一そうなった場合には補講してもらえないかどうかという打診がきていた。結果的には,今日の対面授業に出席することになったために,その必要はなくなったのだが……
テクストの最後の部分は期末レポートの範囲外になっていたので,単位取得という観点からすれば,そこまでして学修する必要はないはずだ。しかしそれでも,本人は春学期から履修していて,この際テクストを最後まで読み切りたいと思ったらしい。学修態度としては褒められるべきであろう。
準備(20:45〜24:00)
疲弊したまま帰宅した後,入浴・食事などを済ませ,明日の授業の準備に取り掛かった。
とにかくずっと続いているデスクトップPCのシステム環境構築のために奪われた分の時間を取り戻すことに,莫大な労力を割かなければならなくなる。
とにかく何とか一通り準備を終えることができた。
2024/01/19(金)
第15回
朝から疲労困憊だったが,なんとか予定していた内容を終えた。最終回だったので,もう少し気の利いたことを述べておきたかったのはやまやまだったのだが,気力・体力共にギリギリだったので,致し方がないだろう。
体不調
昨年末から今にかけて,次々と体調を崩す履修者が現れている。私の授業の期末レポート提出期限は明日正午なのだが,已むを得ない事由から遅延提出を希望する履修者から連絡が届いている。勿論,既に不調については先駆けて連絡を貰っていて,その上で,改めてレポートの遅延提出を申し出たものだ。
それにしても,複数科目の試験やレポートをこなさなければならないこの時期に,傷病回復のために時間が奪われるのは本当にお気の毒だ。
知性と良識の欠如
そもそも,複数の感染症が蔓延しているこの時期に,不特定多数の人間が密集しなければならないという状況に対して,大学は余りにも配慮がなさすぎるのではないか。
下手をすれば刑罰が課されるような労働基準法違反は平気で行いながら,あるいは教員組織に関する事柄については大学設置基準違反を行いながら,単なる文科省のしきたりには命と健康を蔑ろにしてまで盲従するのは,人間の知性と良識を欠いていることを自白するようなものだろう。
その程度の輩どもが「教養」だなどと偉そうに宣うのは噴飯ものだ。
VPN
これまで使用してきた VPN サービスの GlobalProtect が完全に有料化されてしまった。かといって,大学の MGU-VPN は Linux 系全般への説明が全くない。これが情報数理学部を新設する大学の現状だ。
とにかくこの大学の情報センターは業務妨害をするためにあるようなものだ。
2024/01/20(土)
期末レポート回収(8:00〜15:45/18:30〜22:00)
午前から午後にかけて期末レポート回収と,各種対応のために待機していた。
この数週間の間に受講生が入れ替わりで体調を崩し,その対応が続いていたのだが,今回は単位認定に係るために,それぞれの事情に応じて個別的に対応が必要になる。
ただ,数日の遅延提出を希望し,こちらがそれを認めた受講生の何名かは,今日中に提出を終えていた。やはり,履修登録の段階で,きちんと遣り取りできる学生にだけ履修許可を与えたのは正解だった。そうしていなかったならば,今頃,また夜中まで対応を迫られることになっていただろう。
こちらも,命と健康を害するような問題をこれ以上抱えたくはない。
シラバス
もうwebシラバス入稿が可能な状態になっていたのだが,年末から続くシステム設定作業と授業準備とに追われ,それどころではなかった。やっとwebシラバスにログインし,取り敢えず今年度のデータを来年度のフォームに流し込んだ。
昨年は休職中で,尚且つ復職の嫌がらせが続き,シラバス入稿ができなかったために,傷病を抱えながらかなりの重労働を強いられた。今回は,データが予め入力されている状態から修正を行えばいいだけなので,大分楽になる。
2024/01/21(日)
回収(9:00〜13:00/14:00〜18:00)
昨日遅延提出の希望を受け付けた分について,再度相談を受けた。已むを得ない事情があるので認めざるを得ない。
私が担当している科目は全て,何か調べて適当に纏めればよいという類のレポートではなく,何らかの「論証」について理路を説明して貰うものであるので,ある一定時間は精神集中して頭を働かせる必要がある。当然にして,その時間がとれるかどうかを加味しなければならないだろう。
こちらも回収が終わるまでの間は,待機したまま,不測の事態にいつでも応じられるようにしておかなければならないので,疲弊していてもなかなか自由に休むことができない。
今季の受講生は全員,何か生じた場合には速やかに連絡・相談をしてくれるので,非常に助かっている。
2024/01/22(月)
回収(20:00〜24:30)
再度遅延提出の申し出があり,その遣り取りを行う。また,次年度シラバス内容について,今年度の反省点を踏まえて再考すべき点を検討する。
ログイン方法
LMS (manaba) にログインする際,これまでは「ユーザー名」と「パスワード」を都度直接入力していて,その度毎に酷く煩わしかったのだが,ブラウザのパスワードマネージャーにマニュアルで登録する方法がわかった。
これで僅かながら作業時間が短縮できる。
2024/01/23(火)
待機(18:00〜24:30)
今日も,前身倦怠のため横になった時間帯以外は,ほぼレポート回収のために待機。
2024/01/26(金)
期末業務(19:00〜23:00)
夜になって漸く倦怠感が抜けかけ集中力が保てる状態になったので,期末成績処理を行い,ついでに今学期間 LMS にアップしたコンテンツのバックアップを行った。
更に,2021年度 LMS にアップしたコースコンテンツの消去を行った。最初,一つ一つを消去していったのだが,途中で一括消去できるオプションを発見したので作業が捗った。
馬鹿システム
しかし,本当にこの manaba というシステムは素人が作ったとしか思えないほど杜撰で,UI も頭が悪すぎる。プログラムが酷すぎるので,余計な手間がかかる。
2024/01/27(土)
シラバス修正(19:00〜23:00)
一通り今年のデータを来年度のフォームに流し込んでおいたのだが,その見直しをして若干の修正を行った。
特に,授業進度に関しては,今年度のコースコンテンツを見れば毎回指定してきた学修範囲を把握できるので,それを参考にしながら適宜書き換えた。
同時に,今年度の反省点もあり,それを反映させる必要もある。そのため,結構な時間をとられることになった。
履修登録手順の見直し
悩ましいのは,履修登録の際の手順についてだ。今年度春は完全に失敗して,とんでもない重労働になった。秋学期には改善したものの,やはり徒労に終わったところもある。
業務記録を見返しながら,どうすれば無駄な労力を削減することができるか,よく考えないといけない。明日,再度考え直すことにしよう。
2024/01/28(日)
修正(21:00〜24:30)
日中は作業をできるような体調ではなかったのだが,夜になって回復してきたので,シラバスの修正を少し行った。
大方は今年度のものを流用して部分的に修正を施せばいいのだが,履修登録に関する注意事項については,もう少し練り直す必要がありそうだ……
2024/02/01(木)
入試業務
今日から一般入試が始まった。久しぶりに不慣れな業務を行ったが,同僚の先生に助けられ,大過なく終えることができた。
2024/02/07(水)
履修登録方法
来年度春学期の履修登録方法について,教務に確認の電話を入れた。概ね今年度秋学期の方法で大丈夫だとのこと。
ただ,詳細については,これからシラバスへの注意書きを記入した上で,今月半ばまでにメールで連絡することになった。
2024/02/12(月)
シラバス入力(19:30〜21:00)
先日のシラバス入稿から日にちが経ってしまったが,やっと落ち着いて入力できる状況になった。
記載内容については,これできちんと伝わるかどうか不安があるが,締切も近いことだし,このままズルズル行ってしまう可能性もあるので,とにかく記すべき内容は記すことにした。あとは LMS (manaba) に詳細を掲載し,そちらで仮登録した履修希望者に指示を出せばよいだろう。
シラバスに入力した内容を保存する方法がないので,全科目について個別的に「プレビュー」→「印刷」で PDF 化して保存することにした。結構手間で,時間がかかる。
最終締切が2/16(金)であるので,それまでに何度か全体を見直ししておくことにしよう。
2024/02/16(金)
シラバス送信(20:00〜22:00)
今日がシラバス入稿の最終締切日だったのだが,夜になってやっと体調が戻ってきたので,急いで入力内容の最終見直しと入力確定を行った。
秋学期の疲労を引き摺っていたところに入試業務が重なり,その後も急激な気候変動で体調が戻らずにずっときていたので,如何せん頭が働かない。ケアレスミスがないことを祈るばかりである。
授業準備(22:00〜23:00)
来年度授業の選抜レポート課題についても頭を痛めているのだが,何とか一通り準備した。その上で,履修方法について纏め,週明けには教務課に連絡しなければならない。そういうときに限って,日曜は通院日でまた時間がとられる……
2024/02/26(月)
ホームページ(研究用)移行作業(22:00〜23:30)
午後,情報センターからホームページ(研究用)移行作業完了の通知メールが届いた。早速,旧サーバーから新サーバーへのファイル移動と動作確認を行ったのだが,CGIが動作しない。その旨を情報センターへメールで報告した。
2024/02/27(火)
サーバー設定(7:00〜15:30)
朝メールを確認していたところ,昨日送信したはずのメールがエラーで不達になっていたようだった。
CGI不具合に関する内容なので,当然,動作テストに用いたCGIファイルを添付することになるのだが,その添付ファイルが問題なのかと思い,ZIP形式やTXT形式で再送してみたところ,やはりエラーになる。
仕方がないので,旧・新のサーバーにファイルを設置し,そのURIを記載することにした。こういうどうでもよいことで,余計な労働時間が増えることになる。
実は,数年前にもサーバー更新後にCGIが動作しなくなり,数年間放置されたことがある。そのときは,やはりサーバー側のパーミッション設定の問題であった。
今回も,最初はこちらの設定が悪いような反応だったのだが,新・旧の動作環境を比較することができる上,吐き出されたエラー表示も記載して送った。
しばらくしてから,やはりサーバーの設定ミスによるものであることが発覚した。やはり報告しておいたよかった。