数年前,バスルームの椅子を介護用のものに変えた。
組み立て式なのだが,電動ドライバーがあるので組み立て作業自体にはそれほど時間はかからない。
介護用のものにしたのは,この先歳をとるにつれて傷病や怪我などで一時的にも介護が必要になった場合に,慌てて介護用のものに変えるよりは,既に使い慣れているものをそのまま使用したほうが,いろいろ勝手がわかっていて安心だからである。
また,要介護者の為に作られているものは,基本的にその機能が備わっているものであるし,耐久性に加え,万一老朽化して交換する必要が出てきた場合でも,同型のものが手に入り易いからである。
だから,必要なときが来た際に慌てて購入してから慣れるよりも,最初からそれを使用し続けて徐々に慣れておいたほうがよいだろう。
今回新たに同じもの(色違い)を購入したのは,家人が「それが使い易く,自分の部屋でも使いたい」と言い出したからである。歳と共に足腰が弱くなってくるわけであるし,その用途の為に構造設計されているのだから,使い易くて当然と言えば当然なのだが。
将来のいろいろな状況を考えた上で選んだものなのだが,的確な判断だったのだろう。