レポート回収
今日は火曜日の春学期最終講義日。レポート回収をした。
1限目の「哲学」はすぐに回収が済むと思っていたのだが,後から後から遅れて提出する学生があり,結局,時間一杯かかった。中には,「今書いています」という学生もいる。
一応,時間一杯は提出受付をすると約束しているので,私の場合,それは学生の当然の権利として認めることにしている。但し,その時間終了が過ぎた場合には受け取りはしないことにしているが。
あと30分くらいで1時限が終わるという頃,一度提出者がいなくなったので,教員ラウンジに行ったところ,YO 先生がおられた。そういえば今日は火曜日だから先生が来ておられる日だ,ということにそのとき気づいた。
そこでちょっと話をしていると,提出しに来た学生がやってきたので,教室に戻った。今書いている学生はまだ終わらないらしい。その後2~3人教室に飛び込んできて,提出していったが,時間になったところ,時間一杯書いていた学生が丁度提出した。
何で私が「間に合ってよかった」と安心しなければならないんだろう。まあ,いいか。
それぞれの事情
そういえば,先週の土曜日になってからメールで「レポート課題を教えてほしい」と連絡してきた学生がいた。何でも,「このところ体調が悪く,先週,レポート課題について説明を受けられなかった」というのだ。
しかし,レポート課題については,先々週に説明書を配布して説明し,更に,先週は念のために前の週に来れなかった聴講者のために再度その説明書を配布したはずである。加えて,講義最終日にレポートを回収し,そのための説明は,その2週前の講義にするという旨を,WEB シラバスからリンクされる授業用サイトに,先月半ばから掲示しておいた(ガイダンスのとき,欠席した場合には必ずそのサイトで進度を確認するようにと言ってある)のだが,こうしたことに鑑みて,受講する意思が全くないとしか思えないと,説明した。
しかし,評価を受ける権利はあるのだから,提出してくれれば評価する旨を記して,配布した説明書のファイルを添付したはずなのだが,その後,ウンともスンとも返信がなく,当日は提出にも来ない。そればかりか,その後も何の連絡もない。
ここまで行くと,ダメな人間なんだろう。通常の社会では,義務も権利も自分の意思を表明しない限り,失われてしまう。しかも,自分の不注意でありながら,こちらが懇切丁寧に対応してやっても,それに対して何の反応もみせないというのは,社会生活をする上での何かが欠落しているからだろう。
しかし,何で私がそんなことを心配しなければならないんだろう。
2時限目
「哲学(専)」であり,国際学部の学生だけである。何とも不思議な雰囲気がする(ちょっと素直過ぎるんだろう)。殆どゼミ擬のようなものなので,毎回テキスト内容を纏めてきてもらって,それを担当したことで評価することにしている。
今年は試しにラッセルの『哲学入門』をやってみたのだが,内容的に辛いものがあるようだ。最初は英語原書講読ということにしたのだが,教育実習期間が結構あるため,無理だということがわかった。
来年はテキストを工夫しないといけない。講義形式のほうが楽なんだが,もう少しやり方を考えよう。
白金会議
白金校地で会議である。急いで教員用バスに飛び乗り,品川に向かった。構気温が高く,つくづくジャケットを着て来なくて正解だったと思った。午後3時から1時間半くらいの会議だったが,それが終わると,すぐ帰途についた。
が,校舎から出ようとしたところ,「先生」と呼び止める声があったので見ると,今日の2時限「哲学(専)」に出ていた学生だった。これから何かの説明会らしかった。学生のほうも行ったり来たり大変だな。
品川駅についたのが5時前だったので,ラッシュは避けることができた。が,藤沢駅からのバスが混んでいた。明日も会議だが,家に着いた頃には,果たして明日行けるかどうかもわからないほど疲れていて,そのまま寝てしまい,目を覚ますと11時を過ぎていた。
旧ウェブ日記2008年7月15日付