研究室PCのシステムのクローンをUSBメモリ型SSDで取っていたのだが,データの転送が遅いので,USB外付けSSDにすることにした。そこで,昨日早速,研究室に置いてあった Knoppix DVD でクローン作成の作業を行おうとしたところ,そのUSB外付けSSDを認識してくれない。
この場合,①そもそもKnoppixがSSDを認識しない,②たまたまその外付けSSDをKnoppixが認識できない,③旧いヴァージョンのKnoppixはSSDに対応していない,等々の理由が考えられるのだが,その全てを研究室にいる短時間に確認することはできない。
そこで,今朝,家を出る前までの時間を使って,最新ヴァージョンである Knoppix 9.1 のISOをダウンロードし,DVD-Rに焼付けて持って行き,研究室PCでブートしてみたところ,USB外付けSSDを認識することが確認できた。
システムに認識されさえすれば,後は通常のコマンドを実行すればいいだけだ。
$ knoppix dma 2 noswap xkeyboad=jp lang=ja # lsblk # smartctl -a /dev/sda # smartctl -a /dev/sdf # ddrescue -v --force /dev/sda /dev/sdf
この作業自体にエラーは生じず,実際にブートも可能であることを確認した。普段はこの外付けSSDからブートする必要はないのだが,緊急時に使えるようにしておくにこしたことはない。
試しに,以前のヴァージョンをインストールしたUSBメモリに,最新ヴァージョンのKnoppixから “Install KNOPPIX to flash disk” で再インストールしてみたところ,システムをインストールした「パーティション」のみに上書きするということもできることが確認できた。(2023/05/17 記)
余っていた32GBのUSBメモリにも入れてみた。これは何かに使用するというものではなく,Knoppixそのものの試用のためだ。Knoppixには,それ特有の癖があるので,それを知っておくと,いざというときに役に立つだろう。(2023/05/23 記)